2020 Fiscal Year Research-status Report
Research for elucidating the relationship between inversion of the acetabular labrum and subchondral fracture of the femoral head (bone marrow edema) in rapidly progressive osteoarthritis of the hip
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19K09657
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Research Institution | Kanazawa Medical University |
Principal Investigator |
福井 清数 金沢医科大学, 医学部, 准教授 (00440503)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
兼氏 歩 金沢医科大学, 医学部, 教授 (00303305)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 急速破壊型股関節症 / 急速進行性股関節症 / 内反関節唇 / 大腿骨頭軟骨下骨折 / 骨粗鬆症 / 疲労骨折 |
Outline of Annual Research Achievements |
過去の基礎研究で寛骨臼関節面と大腿骨頭関節面の間に関節唇が介在することで大腿骨頭軟骨下に骨折が生じることを明らかにした(Wang et al, International Orthopaedics. 2019; 43:1329-1336)。 今回、通常の模擬骨ではなく、骨粗鬆症モデル模擬骨 (Sawbones, Pacific Research Laboratories,Inc.,Vashon,WA)を用いて過去の研究と同様にaxial load testingを 施行し、骨折形態に違いがみられるか検討した。シリコン製ゴムを介在させた群では過去の研究のおよそ半分の負荷量で模擬骨の骨頭表面で亀裂を生じることが明らかなとなった。一方、何も挟まなかった群では模擬骨骨頭表面ではなく、模擬骨骨頭と頸部の移行部で亀裂を生じており、内反関節唇を模擬したゴム片を寛骨臼に模擬した金属round platenと模擬骨頭の間に介在させることにより、過去の研究と同様に骨折型が変化することが証明された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
COVID-19の世界的拡大に伴い、模擬骨が遅延しているため
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Strategy for Future Research Activity |
今後は骨粗鬆症モデル模擬骨頭表面にFujiFilm社製のPrescale filmを用いて貼付することで、骨頭表面にかかる圧分布を計測し、過去の研究と比較検討する予定である。骨粗鬆モデルの模擬骨を用いて、単発負荷ではなく、より臨床に即した疲労骨折を想定した繰り返し負荷でも同様の骨折がみられるか研究を進めていく予定である。
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Causes of Carryover |
COVID-19に伴い、模擬骨が遅延しているためで、入手後は骨粗鬆モデルの模擬骨を用いて、単発負荷ではなく、より臨床に即した疲労骨折を想定した繰り返し負荷でも同様の骨折がみられるか研究を進めていく予定である。
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