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2020 Fiscal Year Research-status Report

Development of cancer immunotherapy for urothelial carcinoma targeting tissue infiltrating regulatory T cells

Research Project

Project/Area Number 19K09709
Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

河嶋 厚成  大阪大学, 医学系研究科, 助教 (50746568)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 野々村 祝夫  大阪大学, 医学系研究科, 教授 (30263263)
和田 尚  大阪大学, 医学系研究科, 特任教授(常勤) (70243459)
Project Period (FY) 2019-04-01 – 2022-03-31
KeywordsCCR8
Outline of Annual Research Achievements

前年度に引き続き、膀胱癌組織内CCR8タンパクの発現を検討した。前年度に行ったシングルセルシークエンスの結果、CCR8タンパクは癌組織内制御性T細胞分画に特異的に発現していたことから、フローサイトメトリーにて癌局所内免疫担当細胞のCCR8発現を検討していた腎細胞癌15症例を元に、免疫組織化学染色を行いその発現を比較することとした。
免疫組織染色の際には、CD3,CD4,CD8と共に染色しFOXP3との2重染色も同時に行い、その特異性を評価した。
その結果、15症例のうち、CD4陽性細胞中のCCR8陽性細胞発現が一致した症例は10例であり、その一致率は66.7%であった。また、腫瘍辺縁・腫瘍中心部での発現評価を行ったところ、腫瘍辺縁部で発現を強く認める症例を多く認め、腫瘍内発現については、症例によって差が出ることとなった。
その結果を受け、膀胱癌外科的切除標本を用いた免疫組織染色を行い予後の検討を行おうと試みていたところ、2020年5月に中国のグループより膀胱癌患者におけるCCR8発現の意義と術前補助化学療法を含む治療層別化に有用とされる論文がpublishされた(Wang T, et al. Cancer Immunol Immunothe 2020 May 4 Equb ahead)。
以上を受け、免疫組織染色を一旦中止とした。また、上記論文ではCCR8治療抗体の有用性も示しており、マウスモデルを用いたCCR8治療抗体の有用性の評価についても中止とした。
その上で、CCR8発現の発がんに与える影響を評価するため、CCR8ノックアウトマウスを使用する準備に取り掛かった。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

当科研の研究課題と同じ内容のCCR8の膀胱癌における発現意義の評価と治療用抗体の有用性について、2020年5月に中国のグループよりpublishされた(Wang T, et al. Cancer Immunol Immunothe 2020 May 4 Equb ahead)。その為、計画を変更し、CCR8が発がんに関与していることを示す研究へ方針を変更した。

Strategy for Future Research Activity

現在、CCR8ノックアウトマウスを樹立。BBN自然発がんモデルマウスを用いて、CCR8の発がん抑制効果を評価する。BBN自然発がんモデルマウスは、解析までに24週を要するため、時間を要している。

Causes of Carryover

研究を進めていくうえで必要に応じて研究費を執行したため、当初の見込み額と執行金額が異なった。

URL: 

Published: 2021-12-27  

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