2021 Fiscal Year Annual Research Report
Development of cancer immunotherapy for urothelial carcinoma targeting tissue infiltrating regulatory T cells
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19K09709
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
河嶋 厚成 大阪大学, 医学系研究科, 助教 (50746568)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
野々村 祝夫 大阪大学, 医学系研究科, 教授 (30263263)
和田 尚 大阪大学, 医学系研究科, 特任教授(常勤) (70243459)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | CCR8 / ノックアウトマウス |
Outline of Annual Research Achievements |
前年度において修正した計画に基づき、BALB-Cマウスを元としてCRISPR-CAS9システムを用いたCCR8ノックアウトマウスを樹立した。Allograft膀胱癌マウスモデルを用いた抗CCR8抗体を用いた治療有用性の検討が、報告されたため(Cambell JR et al. Can Res 2021)、CCR8が膀胱癌の発癌に寄与するかを検討することとし、自然発がんモデルマウスを用いた発癌抑制の検討を行うこととした。ノックアウトマウスの樹立は成功し、N-Butyl-N-(4-hydroxybutyl) nitrosamine (以下BBNと略)を投与することで、発癌抑制を検討することとした。既報ではC57/BL6の雄マウスに0.5%BBNを投与することで、23週目に膀胱癌が100%発症する事は報告されている。また、同マウスで2週目の膀胱内ではCCR8が高発現していることも報告されていることから、CCR8が膀胱癌発癌抑制に寄与する可能性は非常に高いと考えている。ノックアウトマウス系統であるBALB-Cマウスでは自然発癌モデルの報告例が少ないため、まずモデルとして適しているかについて検討を開始した。その結果、23週での膀胱癌の発症割合は60%程度であり、これまでの100%の発症割合よりも低い割合であることが分かった。投与方法の違いによる発癌割合も検討したが、100%の発症割合には至らなかった。現在更なるコントロールの作成による発癌割合の確定と、ノックアウトマウスを用いた発癌割合の検討を行っている。
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