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2019 Fiscal Year Research-status Report

表在癌スクリーニングシステムの開発

Research Project

Project/Area Number 19K09884
Research InstitutionNiigata University

Principal Investigator

岡部 隆一  新潟大学, 医学部, 非常勤講師 (20386270)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 堀井 新  新潟大学, 医歯学系, 教授 (30294060)
Project Period (FY) 2019-04-01 – 2024-03-31
Keywords表在癌 / スクリーニングシステム / 早期発見・早期治療 / AI / 近赤外線 / 波長変更カメラ / カソードルミネッセンス / フォトルミネッセンス
Outline of Annual Research Achievements

頭頸部癌の発症初期の段階と考えられる表在癌を簡易スクリーニングシステム構築のため表在癌に特徴的な血管異形のデータ収集を行っている。中下咽頭表在癌の摘出検体を暗室条件で、400nm~1300nmの数種類の波長光を用いて腫瘍表面、腫瘍表面の血管、深部(上皮下層)の血管の画像データを蓄積している。画像データ数はまだ十分な蓄積がなく解析を行えない状態のため引き続きデータ収集を行っていく予定である。
また血管異形の他にカソードルミネッセンス、フォトルミネッセンスを用いた癌細胞の励起光、自家蛍光についても調査を行っている。これは長岡技術科学大学助教および堀場製作所と共同で研究を行っており、観察機器は堀場製作所所有のものを使用するため同社へ出向して観察を行っている。現時点ではカソードルミネッセンスで腫瘍を観察するうえでプレパラート上に乗せた検体を観察したがSiO2の自家蛍光が強く検体の励起光ならびに自家蛍光の観察をマスクしてしまうことが分かったため、アルミ、銅などの物質を用いた検体支持板(基盤)で観察を行う予定を立てた。しかしコロナウイルス感染拡大の影響により東京への移動が困難となったことや同社での観察再開許可が下りていないことから現在では実験は中断している状態である。まずは腫瘍の歴励起光、自家蛍光を観察するうえで影響のない物質を特定した後に観察のための基盤の作成しることを目標としている。基盤作成後にはカソードルミネッセンスを用いることで1nm単位で物質の励起光を測定できるため腫瘍に特有の励起光を発見できると考えている。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

特殊波長光による観察は現在症例数が少なくデータの収集が進んでいない。
また表在癌標本を用いてカソードルミネッセンス、フォトルミネッセンスによる観察も長岡技術科学大学および堀場製作所とともに癌細胞の励起光、自家蛍光の観測を行っているがまだ特定には至っていない。

Strategy for Future Research Activity

引き続き表在癌検体の特殊波長光を用いた観察を行い、表在癌の血管異形含めた所見の蓄積を行っていく予定である。また長岡技術科学大学、堀場製作所との共同研究においてもコロナウイルスによる東京への移動が可能となったら再開する予定である。

Causes of Carryover

次年度の堀場製作所の機器使用料として充てる予定である。

URL: 

Published: 2021-01-27  

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