2019 Fiscal Year Research-status Report
Neuroimaging evaluation of morphological and functional changes in human visual cortex affected by eye disease
Project/Area Number |
19K09982
|
Research Institution | Jikei University School of Medicine |
Principal Investigator |
増田 洋一郎 東京慈恵会医科大学, 医学部, 講師 (30318000)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
竹村 浩昌 国立研究開発法人情報通信研究機構, 脳情報通信融合研究センター脳機能解析研究室, 研究員 (50631313)
寺尾 将彦 山口大学, 時間学研究所, 助教(テニュアトラック) (50772357)
天野 薫 国立研究開発法人情報通信研究機構, 脳情報通信融合研究センター脳情報通信融合研究室, 主任研究員 (70509976)
|
Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
|
Keywords | 脳視覚野 / diffusion MRI / quantitative MRI / レーベル遺伝性視神経症 / 経シナプス変性 / 可塑性 |
Outline of Annual Research Achievements |
レーベル遺伝性視神経症における視覚路のうち、視策と視放線の拡散MRI(dMRI: diffusion MRI)、ミエリン化などの脳の微小構築を計測することが可能である定量MRI(qMRI: quantitative MRI)を用いてコントロールと比較検討した。その結果、レーベル遺伝性視神経症では、視策と視放線のdMRIのFractional Anisotropy値が減少し経シナプス変性が示唆されたが、qMRIでは視放線で正常範囲であった。以上は、レーベル遺伝性視神経症における視放線の変性は、ミエリン変性ではない可能性が示唆された(Takemura H, Ogawa S, MezerA, Horiguchi H, Miyazaki A, Matsumoto K, Shikishima K, Nakano T, Masuda Y. Diffusivity and quantitative T1 profile of human visual white matter tracts after retinal ganglion cell damage. NeuroImage Clin. 2019; 23:101826. doi: 10.1016)。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
コロナウィルスパンデミックによる研究施設閉鎖により、十分な被験者数のMRI撮像を行えないため。
|
Strategy for Future Research Activity |
コロナウィルスパンデミックが収束し安全に視覚障害者のMRI撮像を行えることを確認してから、患者のMRIによる非侵襲脳計測法を用いた視覚中枢の構造と機能を計測する。その上で視覚中枢の変化から考慮した眼疾患治療戦略の提言を行う目的を全うしたい。
|
Causes of Carryover |
次年度使用額が生じた理由は、解析コンピュータの未更新と被験者数の減少により謝金の発生が少なかったためと考える。 次年度使用計画は、解析コンピュータの更新と被験者数の増加により謝金発生、海外学会発表費用、論文作成費用等を見込んでいる。
|
Research Products
(5 results)