2020 Fiscal Year Research-status Report
間葉系幹細胞および血管内皮前駆細胞を用いた放射線障害組織の根本的再生治療法の開発
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19K10013
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Research Institution | Jichi Medical University |
Principal Investigator |
加持 秀明 自治医科大学, 医学部, 客員研究員 (10586366)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉村 浩太郎 自治医科大学, 医学部, 教授 (60210762)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 脂肪組織由来幹細胞 / 血管内皮前駆細胞 / 慢性放射線皮膚障害 |
Outline of Annual Research Achievements |
初年度までに放射線皮膚障害ヌードマウスモデルの創傷治癒実験は安楽死させるところまで終了していた。 昨年度は創傷治癒速度の評価を創傷面積の経時的変化を比較することにより行い、血管内皮前駆細胞投与群と脂肪幹細胞投与群およびそれらの併用投与群において創傷治癒促進効果を確認した。また、得られた組織標本の組織学的評価を行った。HE染色を行って組織の全体像を把握し、マッソントリクローム染色にて組織内の線維量を評価した。抗MAC2抗体を用いたDAB染色と抗ヒトゴルジ抗体を用いたDAB染色も行ったがノンスペシフィックな染色が多かったため、これについてはプロトコルを見直して今後再度染色を行い評価する予定である。また蛍光免疫染色も追加する予定である。また、投与細胞について細胞免疫染色およびFACS解析を行い、細胞特性および細胞純度を確認した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
抗MAC2抗体を用いたDAB染色と抗ヒトゴルジ抗体を用いたDAB染色においてノンスペシフィックな染色が多かったため、これについてはプロトコルを見直して今後再度染色を行い評価する予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
蛍光免疫染色も追加し、投与したヒト脂肪組織由来血管内皮前駆細胞およびヒト脂肪組織由来幹細胞の生着及び分化を確認する。
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