2021 Fiscal Year Research-status Report
骨吸収抑制と骨形成促進作用を持つゲラニルゲラニオールの骨代謝疾患への有効性の検討
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19K10060
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Research Institution | Meikai University |
Principal Investigator |
友村 美根子 明海大学, 保健医療学部, 教授 (30217559)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
友村 明人 明海大学, 歯学部, 名誉教授 (60188810)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | ゲラ二ルゲラニオール / 骨吸収 / 骨粗鬆症 / 糖尿病 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は特異的にランゲルハンス島β細胞を破壊するStreptozotocin (STZ)投与による1型糖尿病モデルマウスを作製し、GGOHの有効性について検討した。野生型C57BL/6マウスをVehicle群、GGOH単独投与群、STZ単独投与群、STZ+GGOH群に分け、用事調製したStreptozotocin(100 mg/kg体重)を腹腔投与し、さらに11日、20日目に追加投与した。GGOHは実験開始直後から3日毎に反復投与した。STZによる糖尿病発症におけるGGOHの効果の検証のために経時的に採血し血糖値を計測した。本実験で用いた系統マウスでは文献報告による他の系統マウスに比べSTZの血糖上昇能が低い結果が得られ、マウス系統間でSTZ やGGOHの感受性が異なる可能性が示唆された。マウスの系統を変更した追加実験の課題を残した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
・申請者が所属する新設の保健医療学部には研究設備がなく、遠隔にある研究環境が整備されている歯学部で行っているため。
・コロナの感染拡大の影響で、授業形態が数回かわり、授業の準備や学生の対応に時間がかかり、研究に費やす時間が激減したため。
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Strategy for Future Research Activity |
・GGOHの効果が見られたリウマチモデルマウスおよび卵巣摘出骨粗鬆症マウスの血液や組織の分子生化学的検査や組織学的解析を行う。
・糖尿病モデルマウスの作製法を検討するとともに、骨吸収を併発する歯周病モデルマウスについても検討する。
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Causes of Carryover |
理由:研究環境、研究時間に制限がかかり研究計画遂行が進まなかった 計画:骨吸収モデルマウス作製と生化学的解析および組織化学的解析
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Research Products
(2 results)