2020 Fiscal Year Research-status Report
Empirical study on the biomechanical background factors affecting the time-dependent change of peri-implant bone
Project/Area Number |
19K10198
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
川田 哲男 東北大学, 歯学研究科, 大学院非常勤講師 (80292225)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小山 重人 東北大学, 大学病院, 准教授 (10225089)
依田 信裕 東北大学, 大学病院, 講師 (20451601)
佐々木 啓一 東北大学, 歯学研究科, 教授 (30178644)
相田 潤 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 教授 (80463777) [Withdrawn]
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 歯科インプラント / 骨リモデリング / 有限要素解析 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は,インプラント補綴治療を受けた患者に対し,補綴直後,補綴1年後,2年後に歯科用コーンビームCT撮影を実施し,CT画像解析からインプラント周囲骨の経時的変化を実測し,CTデータベースの有限要素解析モデルから顎骨内のメカニカルストレス分布を算出することで,実際の経時的骨変化との関連を検証する.加えて,患者の臨床データ調査をもとに,経時的骨変化を制御しうる患者の生体力学的背景因子を解析する. 被験者は東北大学病院歯科インプラントセンターにて,下顎1歯中間欠損に対し1本の歯科インプラントにて補綴治療の完了が見込まれる20歳以上の男女30名を対象としているが,現時点で前年度を合わせて25名から同意書を得ることができ,そのうち3名が2年後のCT撮影まで終了している. CT撮影後は画像処理ソフトウェアScan IPにてセグメンテーション後に3次元構築し,骨の外形状の経年的変化様相を解析した.また、CTデータを用いた有限要素解析については、連携協力機関のシドニー大学(オーストラリア)の研究協力者とWebミーティングを通して進捗している. また,被験者の生体力学的背景因子としてインプラントの位置,抜歯からインプラント埋入までの期間,TEC装着から最終補綴までの期間,TEC装着時のISQ(インプラント安定指数),インプラント周囲骨量(ベースライン時),骨代謝に影響する疾患の有無,喫煙の有無,口腔清掃状態(PCR),対合歯の状態,咬合力(デンタルプレスケール値),年齢,性別,職業、婚姻状態,教育歴(最終学歴),飲酒,心理的ストレス尺度(K6),口腔関連QOL(OHIP-54J)を調査している.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
前年度は被験者のリクルートがやや遅れている状態であったが、今年度は比較的スムーズに行われ、来年度初めには目標数に達成する見込みである。また、有限要素解析モデルの構築についても、連携機関とのWebミーティングを通して当初の予定に沿って進捗することができた。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は引き続き研究分担者を中心に、被験者確保を推進していく.また,撮影したCT画像解析を進め,現時点で得られているインプラント埋入前とインプラント補綴1年後、2年後の3時点における比較を行い,インプラント埋入後の骨治癒期間において骨はどのように変化したか、またそれに影響を及ぼす生体力学的因子とはどのようなものなのか、定性的・定量的に評価する.またこれらの解析を効率化,あるいは効果的にするために、研究リームでこれまでの進捗をフィードバックし、方法について再評価を行う. また,インプラントおよび周囲骨の3次元有限要素解析モデルによる解析で,インプラント周囲骨のメカニカルストレス状態についての解析も連携機関と情報交換を綿密に行い進めて行く.
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Research Products
(8 results)