2022 Fiscal Year Annual Research Report
Empirical study on the biomechanical background factors affecting the time-dependent change of peri-implant bone
Project/Area Number |
19K10198
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
川田 哲男 東北大学, 歯学研究科, 大学院非常勤講師 (80292225)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小山 重人 東北大学, 大学病院, 准教授 (10225089)
依田 信裕 東北大学, 大学病院, 講師 (20451601)
佐々木 啓一 東北大学, 歯学研究科, 教授 (30178644)
相田 潤 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 教授 (80463777) [Withdrawn]
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 歯科インプラント / 骨リモデリング / 有限要素解析 / コーンビームCT |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は,インプラント補綴治療を受けた患者に対し,補綴直後,補綴1年後,2年後に歯科用コーンビームCT撮影を実施し,CT画像解析からインプラント周囲骨の経時的変化を実測し,CTデータベースの有限要素解析モデルから顎骨内のメカニカルストレス分布を算出することで,実際の経時的骨変化との関連を検証している.被験者は東北大学病院歯科インプラントセンターにて補綴治療が終了した患者で,包括規準を満たすものをリクルートした. 最終年度において,15名の被験者の25本のインプラントに対して上記の解析が完了した.具体的には,各被験者のCTデータを画像処理ソフトウェアScan IPにてセグメンテーション後に3次元構築し,骨の外形状およびインプラント頬側部の3次元的骨量の経年的変化を解析した.また、各被験者のCTデータを用い3次元モデルを作成,有限要素モデルを構築し,インプラント周囲骨内応力・歪みを算出した.ソフトウェアはAbaqusを使用した.これについては連携協力機関のシドニー大学(オーストラリア)の研究協力者と多くのWebミーティングやメール会議を通して進捗させた.結果として,多くのインプラントについては補綴後最初の1年において骨変化が大きく,1年後から2年後にかけての変化は小さいことが見出された.また,インプラント頬側骨量の変化においては,骨内応力・歪みとの有意な相関は認められなかった.しかしながら,補綴直後の頬側骨の厚みがその後の骨変化に影響を及ぼし得ることが明らかになり,インプラント補綴を長期にわたり良好に維持するためには,インプラント周囲骨量や形態が重要であることが示された.
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Research Products
(8 results)