2020 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
19K10232
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Research Institution | Asahi University |
Principal Investigator |
金山 圭一 朝日大学, 歯学部, 講師 (20454275)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | メトホルミン / 顎堤吸収 / 口腔粘膜免疫 |
Outline of Annual Research Achievements |
10週齢と70週齢のC57B/L6雄性マウスに, 週3回4週間1%メトホルミン溶液を口蓋歯肉に接種した。対照側にはリン酸緩衝液を投与した。接種終了から2週間後にマウスの顎骨, 口蓋歯肉, 末梢血を採取した。X線学的評価(uCT), 組織学的評価(H-E染色, 免疫染色), 血清中および歯周組織の炎症性サイトカイン産生や創傷治癒関連遺伝子の評価(ELISA, 定量RT-PCR)を行った。 10週齢と70週齢マウスいずれにおいてもメトホルミン投与による歯槽骨吸収抑制は認められなかった。歯肉組織内の創傷治癒関連遺伝子の中でもカテプシンK, Ⅳ型コラーゲンやインテグリンαでは、メトホルミン投与により発現レベルに変化が認められた。メトホルミンの局所投与は、歯肉のバリアー機能維持に関与すると考えられる。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
計画で予想していた結果でないものの、実験モデルを変更して検討をしている。
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Strategy for Future Research Activity |
2020年度の結果をもとに、歯牙結紮による炎症惹起モデルでの検討を進めていく。
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Causes of Carryover |
旅費として計上していた予算の使用がなかったため。
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Research Products
(3 results)