2021 Fiscal Year Research-status Report
拡張現実とプロジェクションマッピングを用いた教育用コンテンツの開発
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19K10300
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Research Institution | Fukuoka Dental College |
Principal Investigator |
香川 豊宏 福岡歯科大学, 口腔歯学部, 教授 (00258592)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
橋本 憲一郎 福岡歯科大学, 口腔歯学部, 准教授 (00412619)
稲冨 大介 福岡歯科大学, 口腔歯学部, 診療放射線技師 (00454934)
佐藤 守 福岡歯科大学, 口腔歯学部, 診療放射線技師 (10758006)
筑井 朋子 (白石朋子) 福岡歯科大学, 口腔歯学部, 講師 (80580472)
谷口 祐介 福岡歯科大学, 口腔歯学部, 講師 (90780057)
加倉 加恵 福岡歯科大学, 口腔歯学部, 准教授 (90465740)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | インターネット / VR / 遠隔学習 |
Outline of Annual Research Achievements |
AR を教育ツールとして用いることで、仮想物体をより現実感のある物体のように扱え,なおかつ従来のインターフェースとは違い、動作に連動した表現が可能となる。本研究はこのARを歯科放射線学の学習ツールとして開発し、その有効性を検討することである。本来は、学生が相互にARを用いて学習が行えるようなツールを開発する予定であったが、COVID-19の広がりにより感染対策の観点から、急遽研究方針を変更することとなった。対面での学習を中止し、インターネットを用いた遠隔での学習ツールの開発を行うこととした。 本年度は3Dプリンターを用いて顎骨及び撮影装置のモデル化を行い、そのモデルとボランティアの動画をインポーズさせた動画を試験的に作成した。また、動画をインターネット上に掲載した際に起こりうるトラフィックの検討を行った。その結果、通常のインターネット回線においては5分程度の動画において快適な動画閲覧ができることがわかった。また、学生のアンケート調査の結果においては87%の学生において自宅にインターネットのインフラが設置してあることが判明した。また、13%のインターネットのインフラを持たない学生への対応を行うため、4G、5Gパケット通信による動画閲覧おける動画閲覧の検討も加えて行った。しかし、パケット通信ではかなりの量を使用してしまうことが判明し、パケホーダイなどの契約者でなければ使用する事は難しいことが判明した。これらの動画に加えて、2Dアニメーションのコンテンツも作成し、学生に試用させた。その結果、学習内容の理解を深めるのに非常に有効であるとの回答をもらった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
COVID-19による研究方針を遠隔学習に変更したことに伴い、ネットトラフィックや学生のインフラ環境の調査等を行う必要が発生したため研究の進捗が大きく遅れてしまっている。
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Strategy for Future Research Activity |
3Dモデルの簡易化や3Dレンタリングのシンプル化を行うことにより作業時間の短縮を図る。3Dモデルの管理課はフィレット、面取り、穴、段差、刻印形状、空洞や突起等を省略することにより行う予定である。3Dレンタリングは3Dソフトのメッシュ簡略化ツールを用いてシンプル化を行う。
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Causes of Carryover |
COVID-19により研究デザインを大きく変更したため。 基本的なデータのトラフィックについて検討したが来年度は本格的なコンテンツ作成に移る予定である。
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