2019 Fiscal Year Research-status Report
rt-PA治療効果の医療介護連携に関するプロセス、アウトカム評価指標の開発と検証
| Project/Area Number |
19K10490
|
|---|
| Research Institution | National Institute of Public Health |
|---|
Principal Investigator |
柿沼 倫弘 国立保健医療科学院, その他部局等, 主任研究官 (40632245)
|
|---|
| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤田 貴昭 東北福祉大学, 健康科学部, 講師 (50735636)
大夛賀 政昭 国立保健医療科学院, その他部局等, 主任研究官 (90619115)
岩本 哲哉 国立保健医療科学院, その他部局等, 研究員 (40782412)
|
|---|
| Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
|
| Keywords | 脳梗塞 / 医療介護連携 / 経済的評価 / 入退院経路 / プロセス指標 / アウトカム指標 / 地域包括ケアシステム / 地域医療構想 |
|---|
| Outline of Annual Research Achievements |
今年度は、本研究の準備段階として、急性期脳梗塞患者の医療レセプトデータ、介護レセプトデータの取得に努めた。医療機関の選定では、急性期の病院と回復期を担当する病院との協力体制を構築することができた。当該回復期病院は、当該急性期病院と同じ二次医療圏に所在していて、当該急性期病院の患者が多く退院する病院にあたる。同時に先行研究、関連する文献や資料の収集も行った。
両病院には、当初計画していたデータの項目を提示し、相談をさせていただき、提供いただくデータを決定した。しかし、当初計画していたような介護レセプトデータまでは十分に手に入れることができないことが判明した。したがって、入手可能な介護情報を提供いただくようにした。研究計画を説明し、了承をいただいたうえで、両病院のそれぞれの倫理審査委員会からの承認を得ることができた。現在は、それらの結果をもって研究代表者の所属機関の倫理審査委員会の審議中である。また、今年度は研究代表者の所属機関で専門領域が近接する研究者に研究分担者として協力していただけることになったので、研究体制を強化することにつながったのは当初の計画にはない成果となった。
他方、今年度は、本研究のテーマと類似する都道府県レベルでのデータを分析している研究者とも共同研究に向けて調整を開始することができた。本研究の分析結果とビッグデータの分析結果の共通部分の照合を行うことで、より精度の高い検証が期待される。
|
| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
ほぼ計画通りに進んでいるため。
|
| Strategy for Future Research Activity |
より精度の高い検証につながる可能性があるので、このまま計画を遂行できるように最大限努める。
今年度の所感として、不測の事態により倫理審査委員会には想定していたよりも時間を要する可能性があること、COVID-19の影響も考慮に含めた対応をしなければならない。
|
| Causes of Carryover |
COVID-19の影響により、想定していたような物品や旅費の執行ができなかったため。
|
Research Products
(1 results)
