2020 Fiscal Year Research-status Report
女性医師増加と働き方改革の中で医療の質を維持できる病院人的資源マネジメントの研究
Project/Area Number |
19K10522
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Research Institution | Fujita Health University |
Principal Investigator |
米本 倉基 藤田医科大学, 保健学研究科, 教授 (10390048)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
坂田 裕介 藤田医科大学, 医療科学部, 助教 (10748560)
真野 俊樹 中央大学, 戦略経営研究科, 教授 (20327886)
久保 真人 同志社大学, 政策学部, 教授 (70205128)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 医師の働き方改革 / 病院の人的資源管理 |
Outline of Annual Research Achievements |
・研究の目的:本研究の目的は、医師の女性増加と働き方改革、医療サービスの質の確保の課題を同時解決できる人的資源マネジメントの学びを先行するオランダの病院組織と医師の働き方の中から発見し、得られた知見から日本が導入すべき近未来の女性医師増加と働き方改革に適応したワーク・ライフ・クオリティ・マネジメンモデルの構築、提案、啓蒙をするものである。・実施計画:2020年度は欧州現地調査で得られたテキストデータに基づき日本の病院組織の人的資源マネジメントのモデルを構築し、構築された人的資源マネジメントモデルの適合度を日本の女性医師、及び病院人事担当者に対してアンケート調査で検証する計画であった。・実施成果:新型コロナ感染拡大の影響で、渡欧しての調査ができなかったので、アンケート調査を前倒しして2020年度に実施し、その中間的な成果を以下の英文と和文2本の論文にまとめ発表した。 ・Kuramoto YONEMOTO ,Junichi YAMAGAMI ,Yukinori MURATA,Yusuke SAKATA , and Ken KATO, Impact of Reforming Doctors’ Ways of Working in Clinical Settings -Doctors’ Expectations and Prospects for Increased Patient Satisfaction- , Journal of Applied Medical Secretary,Vol.11,pp.1‐9,2021,査読有 ・坂田裕介,村田幸則,服部しのぶ,米本倉基,働き方改革による管理職の過重労働の現状 -看護管理職への実態調査より-,日本ビジネス実務論集№38.35-41,2020,査読有 以上
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初の計画では、欧州でのインタビュー調査を2020年度に行い、その結果を踏まえて2021年度にアンケート調査を実施する予定であったが、新型コロナ感染拡大の影響で、渡欧しての調査ができなかったので、アンケート調査を前倒しして2020年度に実施した。
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Strategy for Future Research Activity |
新型コロナ感染拡大の影響により延期となった欧州におけるインタビュー調査を実施してアンケート調査結果の実証を行い、人的資源管理の施策提案を行いたい。万が一、渡欧ができない場合は、オンラインによる面談調査に切り替えて実施する予定である。
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Causes of Carryover |
新型コロナ感染拡大で予定していた欧州現地調査ができなくなり延期となったため。
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Research Products
(2 results)