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2023 Fiscal Year Research-status Report

早期患者安全教育は医学生の患者安全に対する意識を高めるか?

Research Project

Project/Area Number 19K10526
Research InstitutionTohoku University

Principal Investigator

田畑 雅央  東北大学, 大学病院, 准教授 (40621529)

Project Period (FY) 2019-04-01 – 2025-03-31
Keywords医療安全(患者安全) / 医療安全教育 / 医学教育-卒前 / Early Exposure / プロフェッショナリズム / 多職種連携
Outline of Annual Research Achievements

2023年9月 医学科1年生20人に対して、例年通り医療安全に関する基本的な知識の講義と、シミュレーターを使用した模擬採血の実習を行った。実習後、危険予知トレーニング(KYT)を行い、採血に伴う危険を振り返り、それにする未然防止について検討してもらった。参加者への調査でも評価は高く、医療事故防止のために必要な要素や能力、それらを生涯にわたり学習して行くことの重要性や、医療のプロフェッショナリズムについて気づくきっかけとなっていた。
2024年2月には医学科、看護科1年生約140名に対してグループワーク形式の演習を行った。昨年度同様に医療事故に関する3つの動画を視聴してもらい、背景や予防について小グループでディスカッションをしてもらった。
また2023年11月、12月保健学科最終学年学生対象の講義・演習形式のワークショップにも協力して参加し、事例検討やディスカッションなどに対応した。医学科だけとは違った視点からの意見が多く出され、医療における多職種協働の重要性などについて多くの参考となる意見が出された。
今年から国内・海外での学会の多くが対面で再開された。2023年10月30日~11月1日まで、オーストラリアメルボルンで開催された International Forum on Quality and Safety in Health Careに参加した。様々な文化的背景を持つ医療従事者や、医療系学生に対する教育と配慮、また文化的多様性に配慮した医療について、施設訪問や参加者との意見交換を通じて理解を深め医療安全教育に関する情報収集を行った。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

COVID-19の影響で研究期間のほとんどで講義・実習の多くがオンライン形式になったことや、コロナ対応等が理由で遅れている。

Strategy for Future Research Activity

1月に発生した日航機事故から、医療安全におけるレジリエンスの考えを見直した。これを内容に入れるとともに、これまでの教育内容や影響について過去に参加した学生に調査を行い、これまでの成果としてまとめる。

Causes of Carryover

次年度使用額は研究にあたり既存の設備やインフラを使用し効率的に行ったことと、COVID-19の影響で行う予定の事業が事業期間の多くで実施できなかったこと、学会開催が中止となった等の理由のため生じた。今年度は各種学術集会で情報収集するとともに、データの収集や統計学的解析、成果のまとめ等に使用する。

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Published: 2024-12-25  

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