2020 Fiscal Year Research-status Report
専門職連携のための専門職連携によるFD実践のための基盤研究とプログラム開発
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19K10552
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
伊藤 彰一 千葉大学, 大学院医学研究院, 教授 (60376374)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石井 伊都子 千葉大学, 医学部附属病院, 教授 (00202929)
朝比奈 真由美 千葉大学, 医学部附属病院, 特任教授 (00302547)
酒井 郁子 千葉大学, 大学院看護学研究科, 教授 (10197767)
鋪野 紀好 千葉大学, 医学部附属病院, 特任助教 (10624009)
松本 暢平 千葉大学, 国際未来教育基幹, 特任助教 (30737755)
横尾 英孝 千葉大学, 医学部附属病院, 助教 (70724657)
笠井 大 千葉大学, 医学部附属病院, 特任助教 (70815076)
井出 成美 千葉大学, 大学院看護学研究科, 准教授 (80241975)
臼井 いづみ 千葉大学, 大学院看護学研究科, 特任講師 (80595984)
相馬 孝博 千葉大学, 医学部附属病院, 教授 (90262435)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 専門職連携教育 / ファカルティ・ディベロップメント |
Outline of Annual Research Achievements |
(1)2021年度の看護師特定行為研修において、クリティカル・ケアについての研修を実施した。研修に際しては、研修代表者が取りまとめ役となり、医師(救急科、麻酔科、内科)、看護師、事務系職員からなるチームを結成し、効果的な実践に向けて検討を進めた。すなわち、看護師特定行為研修のためのファカルティ・ディベロップメント(Interprofessional faculty development: IPFD)を行った。 (2)医療系学生の病院実習を安全に配慮して効果的に実施するための取組を行った。研究代表者が所属する大学病院では、従来、各診療科が医学部学生、病院看護部が看護学部学生、病院薬剤部が薬学部学生の実習受入を独立して行っていた。しかし、2021年度はコロナ禍において共通の指針に則って実習の受入と指導を行う必要性が生じたため、「3学部と医学部附属病院との教育・研修に係る連絡会議」を設置し、実習の受入方針、実習中の感染対策について意見交換を行った。2022年度以後、実習指導についての意見交換(IPFD)の場としても活用していく方針である。 (3)大学病院に新たに入職する医師(研修医)および看護師を対象に、専門職連携教育(IPE)として合同の採血演習を企画・実施した。指導にあたる医師および看護師が共同で演習の目標を設定し(IPFD)、研修方略を立案し、共同で指導にあたった。本研修の効果判定のためのアンケート調査を実施した。 (4)医師および看護師による臨床研修医の評価を行い、その結果を指導医が臨床研修医にフィードバックした。適切な評価を行うための説明会(IPFD)を2022年度4月に予定した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初の計画通り、専門職連携のための専門職連携によるファカルティ・ディベロップメント(IPFD: Interprofessional Faculty Development)の実施に向けて、計画チーム編成、目標設定、プログラム運営(看護師特定行為研修、臨床実習、新入職者研修、医師臨床研修)を行った。
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Strategy for Future Research Activity |
2020年度に編成したチームを軸としてプログラム運営を行い、効果的な研修実現に向けてファカルティ・ディベロップメント(IPFD: Interprofessional Faculty Development)を行っていく。その結果を踏まえて、プログラム運営の継続的な改善を行っていく。
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Causes of Carryover |
2020年度計画の一部を2021年度に実施する予定である。
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