2021 Fiscal Year Research-status Report
Elucidation of the strategy towards the healthy life expectancy stretching by the use of big data
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19K10559
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| Research Institution | Hiroshima University |
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Principal Investigator |
池田 佳代 広島大学, 医系科学研究科(薬), 助教 (30379911)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小澤 孝一郎 広島大学, 医系科学研究科(薬), 教授 (10211822)
細井 徹 山陽小野田市立山口東京理科大学, 薬学部, 教授 (40379889)
吉井 美智子 広島大学, 医系科学研究科(薬), 助教 (40230677)
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| Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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| Keywords | ビッグデータ / 健康寿命 / 平均寿命 / 健康サポート薬局 / 生活習慣病 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、「①健康寿命の延伸要因をビッグデータ解析により明らかにする。②ビッグデータ解析のみに留まらず、薬局薬剤師と共に、医療・介護従事者への連携強化に向けてアンケートによる裏付け調査を行う」旨を申請時の目的とした。この①、②について述べる。
①ビッグデータ「レセプト情報・特定健診等情報データベース（National Database (NDB)」の「NDBオープンデータ」を活用した令和2年度の解析研究で、女性の「健康寿命」は、HbA1c 6.5％以上で長くなることが示唆された。しかし、HbA1c 6.5％以上では糖尿病のリスクが高いため、健康寿命は短いことが考えられることから、令和3年度は、この原因解明のため、NDBオープンデータの医科診療行為の糖尿病に関する項目を加え、糖尿病関連因子間相関の解析を行った。本解析の結果、「HbA1c 6.5％以上」と判定されると、糖尿病合併症管理などによる「就寝前2時間以内に夕食週に3回以上」などの生活習慣を改善する指導を受けるため、生活習慣改善によって健康寿命が長くなることが示唆された。従って、今後のさらなる検討は必要と考えられるが、薬局薬剤師などが実施している検体測定室でのHbA1c測定による健康サポートは、糖尿病の減少と共に、生活習慣改善による健康寿命延伸への寄与が推察された【学会発表：3】。
②新規アンケートの実施は、新型コロナウイルス感染拡大の状況を鑑み、令和3年度も困難な状況であった。このため、薬局薬剤師と共に「広島市域住民の薬局薬剤師の職務及び期待に関する意識」アンケートの解析・学会発表【学会発表：1】、及び「漢方的肥満体質と肥満関連遺伝子の関連性」の解析・学会発表【学会発表：2】を行った。また、「広島市内薬局薬剤師を対象とした遺伝子検査に関する意識調査」のアンケート結果の解析研究を行い、論文発表を行った【雑誌論文：1】。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
「NDBオープンデータ」を活用した健康寿命延伸要因の探索を推進する計画は、学会発表【学会発表：1】を行うなど、おおむね順調に進展している。
新規アンケートの実施は令和3年度も新型コロナウイルス感染拡大の状況から、困難であった。しかし、薬局薬剤師と共に実施可能であった、「広島市域住民の薬局薬剤師の職務及び期待に関する意識」の解析研究、及び「漢方的肥満体質と肥満関連遺伝体質の関連性」の解析研究、「広島市内薬局薬剤師を対象とした遺伝子検査に関する意識調査」の解析研究を行い、論文発表【雑誌論文：1】、学会発表【学会発表：2,3】を行うなど、おおむね順調に進展した。
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| Strategy for Future Research Activity |
「NDBオープンデータ」を引き続き活用した健康寿命延伸要因の探索（比較として平均寿命延伸要因の探索）を継続・推進する計画である。令和3年度は糖尿病関連因子について解析したが、「NDBオープンデータ」解析に関して、薬の処方情報、診療行為等のデータから、各薬剤の処方数、血圧降下剤、血液凝固阻止剤、認知症薬等を「NDBオープンデータ」から得て、「医療の実態」を調査する。さらに、医学管理、在宅医療等のデータの活用も行う。これにより、生活習慣・特定健診検査結果に加えて、さらに詳細な「医療の実態」からの健康状態の把握が可能となり、健康寿命延伸要因の探索が進展可能と考えている。
新規アンケートは、新型コロナウイルスの感染収束により実施が可能となれば、進めていく計画である。
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| Causes of Carryover |
新規アンケートが予想よりも長期間実施できていないため、次年度使用額が生じている。
新規アンケートが実施可能となれば、この経費とする計画である。
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Research Products
(4 results)
