2022 Fiscal Year Research-status Report
新興病原細菌 Escherichia albertii の疫学的全容解明
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19K10590
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Research Institution | Jumonji University |
Principal Investigator |
村上 光一 十文字学園女子大学, 人間生活学部, 教授 (70446839)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
重村 洋明 福岡県保健環境研究所, その他部局等, 研究員 (50761540)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | E. albertii / Escherichia albertii |
Outline of Annual Research Achievements |
人獣共通感染症原因菌 Escherichia albertii (含:志賀毒素産生株)の病原性に関して、最適な分離・同定手法を確立するため、分離培養法の高精度化を図った。その結果、検討した中では最適な培養条件を見つけた。同一培養法を用いても、試料の種類(食品の種類)、試料に含まれる対象細菌の菌数等によっても最適条件は変化すること、あるいは添加物(抗菌薬や界面活性剤)の種類と添加量は基礎培地の種類によって最適物・量が変化することなども知見として得た。更に、志賀毒素産生株と悲産生株の相違を明らかにするための検討を行った。しかし、その相違に関してはまだ明らかにすることはできていない。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
種々の条件により、進捗は遅れている。予定では、R3年度より延長していた、菌株間の病原性の差異を明らかにするはずであったが、それができていないため「やや遅れている」とした。
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Strategy for Future Research Activity |
研究環境の変化により、実施できなかった項目も多く、そのため新たな角度から、検討を施すために延長の必要があった。R5年度には、新しい角度から、課題を再検討したい。
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Causes of Carryover |
R4年度研究の進捗が遅れたため、未使用額が生じた。未使用額についてはR5年度に使用するため。
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