2022 Fiscal Year Research-status Report
Molecular epidemiological study to examine the associations between chest X-ray and risk of pediatric inflammatory bowel disease
Project/Area Number |
19K10605
|
Research Institution | Dokkyo Medical University |
Principal Investigator |
内山 浩志 獨協医科大学, 医学部, 准教授 (00711318)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小橋 元 獨協医科大学, 医学部, 教授 (60270782)
|
Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
|
Keywords | 小児炎症性腸疾患 / 遺伝-環境交互作用 / 一塩基多型 / 医療被ばく |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は8月から医学部公衆衛生学講座に異動となったが、産学官連携支援などの研究支援を主な業務とする研究戦略部門の部門長の業務は引き続き兼務として行う必要があり、業務過多で研究が進まなかった。 研究内容としては昨年度に引き続き、本年度も①小児潰瘍性大腸炎で同居していない祖父母の喫煙との関連が疑われる結果についての解析、②ビタミンD受容体(VDR)の一塩基多型(SNVs)のタイピングとデータ解析、③TP53遺伝子のタイピングの3点について検討を行っている。 ①性別が無回答の小児潰瘍性大腸炎の症例について遺伝子解析を行い、性別の判定を行った。 ②VDRのスタートコドンにおける一塩基多型のタイピングを進めているところである。 ③TP53遺伝子のタイピングはおおよそ終了し、データの検証を行っている。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
本年度も新型コロナウイルスの影響によりオンデマンド講義や実習対応における感染症対策の教員業務量が増加したままの中、産官学連携コーディネーターとしての産学官連携支援業務対応、研究戦略部門の部門長として学内連携支援などの実務管理業務が増加し、未だに後れを取り戻せてはいないが、TP53遺伝子のタイピングで非常に興味深い結果が得られるなど、進展はしている。
|
Strategy for Future Research Activity |
現在進めている3つの課題について、TP53遺伝子のタイピング結果を検証して論文にまとめるとともに、当初の予定通り細胞周期関連遺伝子等のタイピングを進める。
|
Causes of Carryover |
本年度も新型コロナウイルスの影響によりオンデマンド講義や実習時の感染症対策、さらに学外実習中止に関連した学外実習先対応等の教員業務量が引き続き増加したままの状況に加え、産学官連携コーディネーターとしての産学官連携支援業務、研究戦略部門長としての学内連携などの実務管理業務が発生し、未だに遅れが生じている。 本年度の3つの課題について、特に③TP53遺伝子のタイピング結果では非常に興味深い結果が得られており、引き続きMDM2など細胞周期関連遺伝子のタイピング費用に充てるなど、本研究を推進するために使用する。
|