2022 Fiscal Year Research-status Report
NAFLD経過における脂肪肝表現型と肝線維化に関する研究
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19K10624
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Research Institution | Kagoshima University |
Principal Investigator |
指宿 りえ 鹿児島大学, 医歯学域医学系, 助教 (90747015)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
嶽崎 俊郎 鹿児島大学, 鹿児島大学病院, 特任教授 (50227013)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | NAFLD / 肝線維化 / FIB4index / 遺伝子多型 / PNPLA3 / TM6SF2 |
Outline of Annual Research Achievements |
これまでに、2005~2006年に日本多施設コーホート研究の鹿児島県島嶼地域におけるベースライン調査に参加した健診受診者で、腹部超音波検査で脂肪肝と判定され、調査票、健診情報、DNAがあるもののうち、genotypeが同定できない、アルコール摂取量が男性で30g/日以上、女性で20g/日以上、ウイルス性肝炎を除外した35~69歳の男女825名(男404名、女421名)を対象として、PNPLA3遺伝子多型のC/G多型(rs738409)を用いて、NAFLDの肝線維化に対する環境要因と遺伝的要因の間の交互作用について横断研究を行い、NAFLD肝線維化において、PNPLA3遺伝子多型と高血圧及び、脂質異常症との交互作用が認められたことをこれまでに報告した。次に、前向き研究を行うため同対象者について、5年後の二次調査の健診結果と生活習慣情報を結合したが対象者数が436名となり、追加での解析が必要となった。そこで、対象数を増やすため、鹿児島県本土の研究参加者を加えることとし、NAFLDの対象者を抽出した。新たにDNA抽出を行い、PNPLA3遺伝子多型とTM6SF2遺伝子多型についてTaqMan PCR法で解析を行った。また、以前報告した研究結果を踏まえ、肝線維化の進行の変化を観察するには5年間は短い期間と考えられることから、10年後の健診情報を医療機関に申請し、入手待ちである。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
前向き研究を行うために、鹿児島県本土の研究参加者を対象者に加えたため、新たにDNA抽出を行った。そして、PNPLA3遺伝子多型のC/G多型(rs738409)とTM6SF2遺伝子多型のC/T多型(rs58542926)についてTaqMan PCR法で解析を行い完了した。 また、あわせて10年後の健診情報を医療機関に申請中で、情報を入手待ちである。
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Strategy for Future Research Activity |
日本多施設コーホート研究の鹿児島県本土及び島嶼地域におけるベースライン調査に参加した健診受診者の10年後の健診結果の情報を得るために医療機関へ現在申請中であり、近々入手予定である。まず、ベースライン時と10年後のデータベースを作成する。 次に、PNPLA3遺伝子多型のC/G多型(rs738409)とTM6SF2遺伝子多型のC/T多型(rs58542926)を用いて、ケースコントロール研究として前向きに肝線維化進展に関わる環境・宿主要因及び、交互作用について検討する。結果を学会、論文等で発表した後に、全体の結果を市町村やホームページなどを通じて、広報し、フィードバックする。
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Causes of Carryover |
研究を行うための追加の実験、解析の実施のための消耗品と、英文校正費、論文投稿費用のために必要である。
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