2022 Fiscal Year Annual Research Report
Parent-child sleep improvement application development by growth hack theory and its epidemiological verification
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19K10645
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Research Institution | University of the Ryukyus |
Principal Investigator |
笹澤 吉明 琉球大学, 教育学部, 准教授 (50292587)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
姜 東植 琉球大学, 工学部, 准教授 (00315459)
小林 稔 文教大学, 教育学部, 教授 (70336353)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 睡眠 / 児童 / 親子 / 介入研究 / 睡眠改善アプリ / eラーニング / 睡眠教育 / 睡眠日誌 |
Outline of Annual Research Achievements |
最終年度は前年度までの反省を活かし、新たな睡眠改善アプリ「SLEEP ANGEL」の開発を行った。前年度同様、iOS版とAndroid版の両方作成し、睡眠習慣及びその他の生活習慣がモニタリングできる睡眠日誌機能と、睡眠科学が学べるeラーニング機能がバンドルされ、一週間の睡眠日誌の記録から、睡眠改善のフィードバックが自動的に返され、その内容と関連のあるeラーニング教材にリンクできる仕組みになっている。睡眠日誌機能は就寝起床をワンタッチ機能で入力できるようにし、その他の生活習慣の記録も基本的にワンタッチ操作の入力として簡便化を図った。eラーニング機能も、前回はユーチューブとのリンケージ機能で賄っていたが、今回はアプリ内での管理となり、スムーズに閲覧できるようになった。動画のレイアウトや画質も改善し見やすくなった。大きく改善を図ったのは、アプリ全体を対話型にし、睡眠博士、男の子、女の子のキャラクターを作成し、睡眠日誌のフィードバック機能や、生活習慣改善のアラート機能の案内役として登場させ、児童の興味を引くアプリに仕上げた。これは前年度の実証実験において学校現場に負担をかけない形でのQRコード付きのチラシでの自由参加の募集の結果、全体の2%程度の参加率であったことの反省点の一つとして、アプリの機能面も開発者側からは大事だが、ユーザー目線に立てば、動機付けを高める工夫として、アイコンとなるキャラクターを構築し、さらに対話型にすることによって児童への魅力を向上させ参加率を高める意図があったからである。この手法による睡眠改善による学力、体力の向上や、メンタルヘルスの改善については既にエビデンスを得ているので、参加率を向上させたい。今後はデベロッパーアカウントをGoogleとAppleに申請し、実証実験を行う予定である。最終年度として、睡眠改善アプリの効果についての著書をまとめ出版した
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Research Products
(4 results)