イソフラボンおよび短鎖脂肪酸の糖尿病発症予防に関する研究

2021 Fiscal Year Research-status Report

• Project/Area Number: 19K10646
• Research Institution: Sapporo Medical University
• Principal Investigator: 長多 好恵 札幌医科大学, 医学部, 研究員 (30228035)
• Co-Investigator(Kenkyū-buntansha): 大西 浩文 札幌医科大学, 医学部, 教授 (20359996) ; 森 満 北海道千歳リハビリテーション大学, 健康科学部, 教授 (50175634) ; 斉藤 重幸 札幌医科大学, 保健医療学部, 教授 (60253994)
• Project Period (FY): 2019-04-01 – 2023-03-31
• Keywords: 短鎖脂肪酸 / 腸内細菌 / 糖尿病

Outline of Annual Research Achievements

研究目的：腸内細菌および便中短鎖脂肪酸の2型糖尿病の病態における役割を解明することを目的とする。対象：札幌医科大学附属病院通院中の2型糖尿病患者と非糖尿病の地域住民を対象として腸内細菌および便中短鎖脂肪酸濃度、食生活を含む生活習慣について、断面調査を行い比較検討する。
選択基準１）糖尿病群①性別：不問　②年齢20～80歳　③2型糖尿病にて札幌医科大学附属病院通院中の患者22名　２）非糖尿病群（市内運動教室参加の地域住民）13名①性別：不問　②年齢20～80歳　除外基準１）2型糖尿病群および非糖尿病群①調査1か月以内に抗生物質の服用がある者　②妊娠および授乳中の者　③認知機能障害がある者　２）非糖尿病群：糖尿病で治療中の者
方法：対象者からの同意取得後に生活習慣の聞き取りを行う。食生活習慣は自宅での自記式、便採取は自宅にて1回採取する。調査項目①食生活習慣（半定量的食物摂取頻度調査票）②生活習慣　③診療録からの情報（糖尿病群）④便検査（腸内細菌数、短鎖脂肪酸7項目）評価：各短鎖脂肪酸濃度を2型糖尿病群と非糖尿病群で比較検討する。
これまでの調査は同意取得症例21例および対照13例、検体回収は症例20例および対照13例となっている。しがたって、腸内細菌および短鎖脂肪酸の解析および食生活調査の解析に至っていない。新型コロナウィルス感染症の度々の拡大により、調査終了対象者が少ないため、統計解析は行っていない。

Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

当初予定していた2020年からの調査は、新型コロナウィルス感染拡大により、1年間調査はできなかった。2021年5月より、調査を開始したが再びの感染拡大により中断を余儀なくされた。

Strategy for Future Research Activity

2022年より対象者の対面での調査を継続している状況である。

Causes of Carryover

当該年度に予定していた調査は、度々の新型コロナ感染増大ににより中断せざる負えなくなった。したがって、次年度に継続して調査する予定である。すでに調査開始している状況である。今後の調査予定対象者は、症例40例および対照47例である。予定対象者数に向けて調査を継続中である。