2022 Fiscal Year Research-status Report
効率的な看護研究・教育を支援するデジタル素材無償配信システムの構築と運用
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19K10741
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Research Institution | Fukuoka Prefectural University |
Principal Investigator |
杉野 浩幸 福岡県立大学, 看護学部, 准教授 (90258434)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 看護研究支援 / 看護教育支援 |
Outline of Annual Research Achievements |
前年度までの無記名自記式質問紙を用いた調査研究により明らかとなった4項目のカテゴリー(ハードウエア、ソフトウエア、ITスキル、インフラ)および、10項目のサブカテゴリーについてサポートするために、1)看護研究の実施状況、2)研究の非効率化に繋がる要因を把握し、コロナ禍の影響を考慮したサポート内容を盛り込むため、Webサイトの構築、掲載コンテンツの検討を行った。平行して、Webアンケートの申し込み、設定、アンケートフォームの作成を行った。 なお、研究倫理審査の遅延により承認番号を得ることができず研究を中断せざるを得ない状況となり、2023年度において再度研究倫理部会における倫理審査を受け承認番号を確実に取得した後、研究を再開する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
新型肺炎ウイルス感染症拡大継続、およびこれに伴う学内研究倫理審査の大幅な遅延により倫理審査番号を得ることができず、やむなく実施予定であったWeb調査等を含むすべての研究計画を中断し、審査再開と倫理番号取得のため待機せざるを得ない状況となった。 他大学との協働、議論、調査依頼についても保留とし、さらに学術集会における成果発表に至らず、研究計画実施における大幅な遅延が生じた。
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Strategy for Future Research Activity |
新型肺炎ウイルス蔓延の影響が減少しつつあり、実施可能と判断される調査研究および県外を含む看護系教育機関における指導を検討し可能であれば再開する。 過去4年分の集約データを元にしたデジタル素材配布サイトの構築とともに、感染対策に配慮を行った状態での直接指導を行うことで、看護教育、看護研究の妨げとなっているIT器機関連活用に関するサポートを行い、その効果を測定、集約、分析することで研究の集約を行う。また、サポート結果の成果の集約・発表のために必要とされる研究倫理審査について再申請を行い、看護学教育学会、および看護研究学会における学術集会発表等の準備を行う。 また、コロナ禍の影響を考慮した内容についても把握し、映像を扱う際の器機、ソフトウエア、知識などについて、看護系教育機関に所属する教員のニーズを集約する。必要なプロトコール集を作成しウェブ上で公開する。その後、リクエストに応じて、素材、テンプレートの作成、追加を行うと同時に、映像器機活用等についても直接指導を実施する。素材配布サイト利用の状況を踏まえ、改善すべきポイントをサイトにフィードバックする。最終的に看護研究の効率化に繋がったかどうか調査を行う。そのため、以下の2点について重点的に大規模調査を行うこととする。1)看護系教育機関おける看護研究の実施状況の把握:無記名のWeb アンケートによる調査を行い、利用IT機器について調査を行う。2)研究の非効率化に繋がる要因の把握:実際に看護研究を実施している看護系教育機関における教員を対象として、無記名のWeb アンケートにより問題点を集約する。
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Causes of Carryover |
補助事業期間再延長(F-14-CV):2023年3月13日
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