2021 Fiscal Year Research-status Report
消防学校初任者総合教育向け介護技術教育プログラムの開発研究
Project/Area Number |
19K10759
|
Research Institution | Tottori College of Nursing |
Principal Investigator |
細田 武伸 鳥取看護大学, 看護学部, 准教授 (70359876)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤原 由記子 鳥取大学, 医学部, 講師 (20457336)
深田 美香 鳥取大学, 医学部, 教授 (10218894)
黒沢 洋一 鳥取大学, 医学部, 教授 (50161790)
加藤 紗也香 鳥取看護大学, 看護学部, 助教 (30888011)
|
Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
|
Keywords | 消防職員 / 救急隊員 / 介護技術 / 基礎看護学 / 職業性ストレス / 世代間コミュニケーション |
Outline of Annual Research Achievements |
令和3年度は、大きく分けて3つの研究を行った。 1.令和2年度に行った「令和2年度消防職員特別教育介護技術研修会」の事後調査を研修受講者を対象として令和3年3月に実施したため、この研修事後効果評価の分析・研究を行った。 2.令和元年度に実施した、「鳥取県消防職員の職業性ストレス及びその関連要因と世代間コミュニケーションに関する研究」について、第80回日本公衆衛生学会総会(東京)にて、「消防職員の世代間コミュニケーションと職業性ストレスの関連についての研究」として口演による発表を行った。 3.今までの研究成果より、「令和3年度特別教育救急救命士活性化コース」を新規に鳥取県消防学校にて立ち上げた。目的は、救急救命士に対して救命処置を行うための再教育を行い、救急(災害)活動に必要な知識及び技術を習得させ、職務遂行能力の向上を図ることとした。この中で介護技術演習を主要項目とし、実施することとした。対象者は、実務経験5年以上の救急救命士とした。講師は、介護技術教育を今まで行ってきた本研究の研究者が主体となることとした。しかしながら、鳥取県内での2022年1月初旬からのコロナ禍の広範な蔓延により、介護技術演習に用いる予定であった鳥取大学内の施設が利用できなくなった。このため、「令和4年度特別教育救急救命士活性化コース」を計画し、令和3年度実施予定であった介護技術演習を実施予定とし、打ち合わせを進めた。また、令和4年度に介護技術演習ができない場合については、代替えとなる講義内容について検討を進め、事前に収録した内容を映像にて提供するなど、効果的な介護技術教育について検討を始めた。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
本研究のフィールドである鳥取県においても、新型コロナウィルス感染症の大規模な流行が2022年1月初旬以降継続しており、このため、実施予定であった「令和3年度特別教育救急救命士活性化コース」内での救急隊員向けの介護技術教育演習が実施できなかった。このため、新年度に実施予定となった。
|
Strategy for Future Research Activity |
令和3年度に実施できなかった、鳥取県消防学校主催の「消防特別教育救急救命士活性化コース」内での救急隊員の介護技術演習について、令和4年度は実施できるように協議を進めていく。また、令和2年度に実施した「令和2年度消防職員特別教育介護技術研修会」の評価について、論文作成を行う。併せて、令和元年度に実施した「鳥取県消防職員の職業性ストレス及びその関連要因と世代間コミュニケーションに関する研究」について、別の切り口による分析と論文作成を実施していく予定である。
|
Causes of Carryover |
本研究のフィールドである鳥取県にてコロナ禍の影響により、2022年1月に実施予定の研究ができず、研究の遅延が生じた。このため、新年度に研究の一部を実施する予定。
|