2020 Fiscal Year Research-status Report
看護系大学が示すべき「高校生の自己特性と看護とのマッチングに有効な要素」の明確化
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19K10766
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Research Institution | Sugiyama Jogakuen University |
Principal Investigator |
大塚 敏子 椙山女学園大学, 看護学部, 教授 (80515768)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
坪見 利香 浜松医科大学, 医学部, 准教授 (40452180)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 看護大学 / 高校生 / マッチング / 自己特性 |
Outline of Annual Research Achievements |
2020年度は本研究の第1段階である「看護大学調査」を実施する予定であった。本調査は以下の2つの調査から成る。①「ポリシー調査」(全看護系大学を対象に、各大学のホームページ等からアドミッションポリシー・カリキュラムポリシー・ディプロマポリシーを把握し、看護系大学の進路選択支援の実態として看護学生に求める資質、看護学生の学修生活、看護職の職務等に関する情報発信等を明らかにする)と②「質問紙調査」(各大学の看護学部(科)に、質問紙を郵送にて配布し、高校生に向けた情報発信手段(オープンキャンパス、進路説明会、出張講義、ホームページ等)と内容等(看護職や看護学生として求められる資質、学修生活等に関すること)について把握する)である。 しかしながら、2019年1月頃からは新型コロナウイルス感染症の全国的な流行により大学も高等学校も研究のための調査に応じる余裕がない状態が続いており研究は進展していない。また、2020年4月1日に「保健師助産師看護師学校養成所指定規則」が改正された。これに伴い各大学がここ数年の間に3つのポリシーを変更する可能性があるため、今後、①「ポリシー調査」に代わって看護学生に求める資質が把握できる方法を検討する必要がある。また、今年度は上記②「質問紙調査」の調査や本研究の第2段階「看護系大学生・保護者調査」、第3段階「高校教師調査」について、上記①「ポリシー調査」より先に実施するなど研究計画を見直し、研究目的が達成できる方法を検討・実施していく。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
2019年~のコロナ禍、2021年4月の「保健師助産師看護師学校養成所指定規則」改正により2019年度~2020年度にかけて予定していた調査が難しく研究が進展しなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
2020年4月の「保健師助産師看護師学校養成所指定規則」改正により今後数年で看護大学のアドミッションポリシー・カリキュラムポリシー・ディプロマポリシーは変更される可能性が高いため、当初予定していた①「ポリシー調査」に代わって看護学生に求める資質が把握できる方法を検討する。また、コロナ禍の状況を見極めながら②「質問紙調査」(各大学の看護学部(科)に、質問紙を郵送にて配布し、高校生に向けた情報発信手段(オープンキャンパス、進路説明会、出張講義、ホームページ等)と内容等(看護職や看護学生として求められる資質、学修生活等に関すること)について把握する調査)を実施する。
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Causes of Carryover |
コロナ禍および研究内容に深く関わる「保健師助産師看護師学校養成所指定規則」の改正により2020年度は研究が進展しなかったことにより次年度使用額が生じた。2021年度はコロナ禍の状況を見極めながら当初計画を変更しつつ看護大学および高等学校への調査をすすめていく。
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