2022 Fiscal Year Annual Research Report
Comparison of the relationship between perceived control and health behavior of nursing students between Japan and the United States
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19K10794
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
近藤 暁子 東京医科歯科大学, 大学院保健衛生学研究科, 教授 (70555424)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
成瀬 和子 東京医科大学, 医学部, 教授 (70307122)
大木 友美 昭和大学, 保健医療学部, 准教授 (60383551)
大田 えりか 聖路加国際大学, 大学院看護学研究科, 教授 (40625216)
杉本 敬子 筑波大学, 医学医療系, 客員研究員 (50700548) [Withdrawn]
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | コントロール感 / 感染予防行動 / COVID-19 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究はコロナウイルス感染症の影響により、当初の健康行動調査を変更し、コロナウイルス感染症予防行動及びワクチン接種行動に変更し、また対象を看護学生のみならず、医療系大学院生に拡大して実施した。 2020~2021年の調査では、日本で4つ、米国で1つの大学の医療系の学生を対象にして行い、合計1414名のデータを得て(米国247、日本1167)、下記内容の3つの論文を英文誌に発表した。①医療系大学院生においてコントロール感が高いほど感染予防行動が高いこと、学生の国籍による違いが大きいことが明らかになった。日本人は他の国籍の学生に比べてコントロール感が低いが、感染予防行動が高いことが特徴的であった。②日本の看護学部生のみを対象とした調査では、コントロール感が高いほど感染予防行動が高く、感染予防行動からくる精神的影響(うつ、社会からの疎外感)が高かったが、同時にコントロール感が高いほど主観的健康管理能力が高く精神的影響が低いことが明らかになった。③日米の看護学生を比較すると、日本の学生の方が感染予防行動が高く、精神的影響が高かった。精神的影響にはコントロール感が低いことが関連しており、コントロール感を高めることで精神的影響が軽減される可能性が示唆された。 2022年~2023年の調査では日本で4つ、香港で1つ、インドネシアで1つの大学で調査し、合計1597名のデータを得た(インドネシア304,香港119,日本1174)。現在日本のみのデータにて分析し、学会の抄録を作成した。ワクチン接種を受けなかった学生は2.6%、1回接種0.1%、2回接種9.8%、3回接種85.3%、4回目は2.3%であった。ワクチン接種を受けなかった主な理由は安全性の確認が不十分であった。ワクチン接種を受けた学生の大多数(82.5%)が、ワクチン接種による何らかの副作用を報告していた。
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Research Products
(8 results)