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2023 Fiscal Year Research-status Report

カプサイシンジェルとサーキュレーターを用いた睡眠導入効果に関する実験検証

Research Project

Project/Area Number 19K10807
Research InstitutionFukuoka Prefectural University

Principal Investigator

藤野 靖博  福岡県立大学, 看護学部, 講師 (20405559)

Project Period (FY) 2019-04-01 – 2025-03-31
Keywordsカプサイシン / サーキュレーター / 睡眠導入
Outline of Annual Research Achievements

本研究の目的は、カプサイシン成分とサーキュレーターを用いて、より簡便に睡眠導入効果が得られる方法を実験的に検証することである。足底にカプサイシンジェルを塗布し、末梢血管を拡張させ、その後、サーキュレーターを用い末梢皮膚からの熱放散を促進することで、深部温を低下させ、睡眠状態へ移行しやすくできるようにする。
カプサイシンジェルとサーキュレーターを用いた睡眠導入効果を実験的に検証するため、実験中は皮膚温(体幹皮膚温と末梢皮膚温)の温度勾配を測定、睡眠情報を得るための脳波と眼球の計測、自律神経指標、深部温を経時的に測定する。
2023年度は、前年度のプレテストの結果を踏まえて皮膚温度計の貼付部位を決めることができた。またカプサイシンジェルの塗布方法も工夫することが出来た。さらにサーキュレーターの使用方法についても決めることができた。その上で2023年度は本実験を本格的に開始する予定であった。同年新型コロナウイルス感染症の流行状況は下火になってきたが、本学の特性上、医療機関等への実習を控えている研究協力者及び研究者の新型コロナウイルス感染症への不安があり、研究協力者が確保できず、本実験へ踏み切ることがなかなかできない状況で、思うように実験が進まなかった。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

2023年度は、本実験を本格的に開始する予定であった。新型コロナウイルス感染症の流行状況は下火になってきたが、本学の特性上、医療機関等への実習を控えている研究協力者及び研究者の新型コロナウイルス感染症への不安があり、予定していた通りに実験が進まなかった。そのような中、当初予定していた研究計画の実行が十分に行えなかったため(3)やや遅れていると評価した。

Strategy for Future Research Activity

2024年度は、効率的に研究データが収集できるように実験数を増やして検証を進めていく。新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置づけが2類感染症から5類感染症へと変更に伴い医療機関等の制限が緩和されつつあり、これまでよりも被験者のリクルートがスムーズに進む可能性が高いため、研究を推進していく。引き続き研究協力者の感染予防に最大限配慮し、可能な限り実験数を増やしていこうと考えている。その上で、睡眠情報を得るための脳波と眼球の計測、自律神経指標、深部温等の得られたデータを解析し、カプサイシンジェルとサーキュレーターを用いた睡眠導入効果の詳細な検証を行っていく。

Causes of Carryover

購入した物品の定価と納入額に差があったため、微小な次年度使用額が生じた。

URL: 

Published: 2024-12-25  

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