2023 Fiscal Year Annual Research Report
Action research to foster civility in career path from students to nurses
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19K10809
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Research Institution | Okinawa Prefectural College of Nursing |
Principal Investigator |
金城 芳秀 沖縄県立看護大学, 保健看護学研究科, 教授 (40291140)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西川 浩昭 聖隷クリストファー大学, 看護学部, 教授 (30208160)
佐伯 圭一郎 大分県立看護科学大学, 看護学部, 教授 (50215521)
李 廷秀 東京医療保健大学, 医療保健学研究科, 教授 (60292728)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | シビリティ / インシビリティ / アクションリサーチ / 看護学生 / 看護教育 |
Outline of Annual Research Achievements |
これまでと同様、学生メンバー15人と共に3つのアクションを展開した。まず文献抄読(Journal Club)では、シビリティ(礼節)の教育と実践におけるClark(2022)の集大成(原本:Core competencies of civility in nursing & healthcare)から、シビリティを育てる概念モデルが拡張されたことを共有した。 次に、ゲストスピーカーとの直接対面でのラウンドテーブル(Students Club)では、コミュニケーションにおける“伝達”を確実にするための双方向で生じる責務を意識する必要性が議論された。とくに教員の伝えた(口頭のみ、文書のみなど)と、学生の曖昧さの放置、そこにインシビリティ(無礼)が生じるきっかけが存在するのではとの指摘があり、報連相(報告・連絡・相談)と確認を継続的に実施しようとする意図がインシビリティを防ぐのではないかと提案された。 3つ目は、シビリティ賞の授与(Civility Exemplar Club)であるが、今年度は学生のシビリティな体験談に加えて、素敵な仕草・作法を募集した。その際、自分自身だけではなく友人や知人の仕草・作法も対象に含めた。その結果、4件の体験談と延べ14件(複数投稿あり)の仕草・作法の応募があった。その中から、それぞれ2件、計4件のシビリティ賞の受賞者が決定した。学生メンバーが高評価とした体験談の題名は、「必ず一緒に振り返ってくれます」と「家族に患者の様子を伝えます」であった。仕草・作法では、「目があったときに、友達がにこっと笑顔を向けてくれる」と「率先して自分の意見を言い、グループメンバーに問いかける形で進行して、意見交換をしやすい雰囲気づくりを行ったとき」であった。応募者の希望を確認後、受賞者4名は氏名と作品を公表(学内掲示)し、仕草・作法14件すべて匿名で公表した。
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