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2023 Fiscal Year Research-status Report

意識障害患者における皮膚温を指標とした快適な足浴温度の設定

Research Project

Project/Area Number 19K10815
Research InstitutionJikei University School of Medicine

Principal Investigator

佐竹 澄子  東京慈恵会医科大学, 医学部, 講師 (40459243)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 務台 理惠子  東京慈恵会医科大学, 医学部, 講師 (50737327)
木村 直史  東京慈恵会医科大学, 医学部, 教授 (80138742)
高塚 綾子  東京慈恵会医科大学, 医学部, 助教 (90535692)
Project Period (FY) 2019-04-01 – 2025-03-31
Keywords足浴 / 足浴温度 / 表面皮膚温 / 自律神経活動
Outline of Annual Research Achievements

足浴の文献検討の結果、快適な足浴の温度と皮膚温との関連との関連に着目した研究はほとんどなく、温度の設定は幅が広く個人の好みの温度は考慮されていなかった。
次の段階として、健常者を対象に足浴の湯温と皮膚温・深部体温との関連に焦点をあてた研究を計画し2023年度に倫理審査を通過した。その後、2024年1月~4月にデータを収集を行い概ね終了している。現在は、データ分析中である。
本研究は対象とした単施設による2種類の足浴介入を行うランダム化クロスオーバー試験である。研究内容は、文献検討で明らかとなった設定温度である38℃~42℃の温湯の中でも中間値となる40℃のお湯で実施する従来の足浴方法と入水前の表面皮膚温から2~3℃高い湯温に設定した足浴方法の2種類の足浴について、心拍変動による自律神経活動、唾液アミラーゼ等の生体反応と足浴の快適さや温度の感覚等をVAS(Visual analog scale)で作成したアンケートにより評価するものである。それぞれの評価項目は、足浴を行わないベースライン10分と足浴10分の間に5分間隔で測定した。。
従来の足浴方法では、入水時の皮膚温との温度差が大きい場合が想定され、入水時に熱いやぬるい等の不快さを感じる可能性が考えられたが、皮膚温に合わせた場合、表面皮膚温が低い場合、入水後に湯温が低下し、よりぬるさを感じてしまい不快さを感じる被験者も散見されている。唾液アミラーゼ、心拍変動による自律神経活動は、個人差が大きい指標であるため変化率から分析する予定である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

新型コロナウイルス感染症の拡大により、約2年、実験のプレテスト、介入ができない状況であった。現在は、制限はなくなり、データ収集が可能となったが、当初の予定よりも大幅に遅れている。

Strategy for Future Research Activity

2024年4月時点で収集したデータの解析、分析を進め、早急に論文化していく。なお、研究成果の分析がまとまった時点で可能な学会等への発表も検討する。健常者の結果を踏まえて、意識障害患者への適応への示唆を得る。

Causes of Carryover

新型コロナウイルス感染症にともなう制限により、介入研究であったため、研究計画が大幅に遅れたこと、実験に際し、購入を予定していた機器よりも研究目的に合った機器が予定額よりも安価であったため。また、データ収集が年度末となり、次年度への支払いとした内容があったため。

URL: 

Published: 2024-12-25  

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