2020 Fiscal Year Research-status Report
看護基礎教育における医療事故の未然防止シミュレーショントレーニングの構築
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19K10818
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Research Institution | The Japanese Red Cross Hiroshima College of Nursing |
Principal Investigator |
三輪 晃子 日本赤十字広島看護大学, 看護学部, 講師 (00779689)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 医療安全 / 医療事故の未然防止 / 看護基礎教育 / シミュレーション教育 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究における今年度の計画は、医療者による誤った行為が発生したとしても患者に誤った行為が実施されるまでの間に、お互いで護り合うことができる人材育成を目的に、医療事故が未然防止できる看護師の特徴を明らかにすることである。 医療事故の未然防止事例の分析においては、日本医療機能評価機構の医療事故情報収集等事業のデータベースを用いて事例を分析した。2019年1月から12月までに「手術室」で発生したヒヤリ・ハット事例報告326事例のうち、他の医療者の誤った行為はあったが、誤った行為が患者に実施されるまでの間に防止されていた事例は、27(8.3%)事例であった。27事例の概要としては、手術開始前の準備の段階で他の医療者の誤った行為が発見され、患者に誤った行為が実施されなかった事例は6件、手術開始後に他の医療者の誤った行為が発見され、患者に誤った行為が実施されなかった事例は21件であった。 インタビュー調査においては、循環器病棟と手術室に勤務する看護師に対する医療事故の未然防止のインタビューに向け調整をしている段階である。しかしながら、今年度は、新型コロナウイルスの感染拡大により実際の調査には至っていない。今後はインタビュー方法を変更するなどして調査を実施する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
新型コロナウイルスの感染拡大により、対面におけるインタビュー調査が実施できていないためである。
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Strategy for Future Research Activity |
新型コロナウィルス感染症においては、ワクチン接種が開始されているが収束まで一定の期間を要すと考えられる。よって、インタビューの方法を変更し調査を進めていく。
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Causes of Carryover |
対面でのインタビュー調査が実施できていないため、調査にかかる旅費とデータ入力の人件費等が発生しなかった。次年度は、インタビューの方法を変更し調査を進めていく。
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