2020 Fiscal Year Research-status Report
Know-do gapを超えて倫理的ケアの実践を促進させる学習プログラムの開発
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19K10821
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Research Institution | Hamamatsu University School of Medicine |
Principal Investigator |
片山 はるみ 浜松医科大学, 医学部, 教授 (90412345)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鈴木 美奈 浜松医科大学, 医学部, 准教授 (40622824)
村松 妙子 浜松医科大学, 医学部, 助教 (90402255)
水嶋 好美 (青木) 浜松医科大学, 医学部, 助教 (70781376)
鈴江 毅 静岡大学, 教育学部, 教授 (70398030)
中村 美智太郎 静岡大学, 教育学部, 准教授 (20725189)
佐々木 菜名代 浜松医科大学, 医学部附属病院, 看護部長 (90816464)
岩品 希和子 浜松医科大学, 医学部附属病院, 副看護部長 (00876360)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 看護倫理 / 臨床倫理 / コンピテンシー / ルーブリック評価 |
Outline of Annual Research Achievements |
現在、プログラムの試行とデータ収集を終え、ケアの倫理能力のルーブリック(RECC)の信頼性と妥当性を検証することを目的としてデータ分析中である。2病院で働く合計1,157人の看護師に自己記入式の質問票を配布した。調査票は人口統計データ、RECC原案(4コアコンピテンシーからなる22のコンピテンシー)、医療/看護倫理についての学習経験、および看護師の労働動機測定尺度で構成された。962の有効回答が分析された。スコアの分布からなる難易度3段階のRECCのスコアには有意差が認められた。安定性は、RECCの合計スコアのテスト-再テストによって確認された(r = .900、p <.0001)。合計スコアの四分位数に従ってグループ化されたエキスパートグループ、ミドルグループ、およびビギナーグループのスコアは、すべてのペアで有意差を示した。クロンバックのα係数は、各コアコンピテンシーで0.72から0.89であり、内部の一貫性が確認された。 以上より、RECCの信頼性と妥当性が検証された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
COVID-19の流行に伴い、作成したプログラムの実装が遅延しており、またデータのバイアスになっている可能性があるので、最後のデータ収集が1年の範囲内で遅延予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
COVID-19の流行によるデータのバイアスは避けられないので、実効性を優先にデータ収集の時期を見極め、必用なデータの収集を試みる。
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Causes of Carryover |
COVID-19の流行によるプログラム実装の遅延に伴うデータ収集の遅延が生じているために次年度使用額が発生している。感染症流行の状況に応じてデータ収集の時期を判断し、1年程度の遅延を想定して計画遂行を目指す。
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