2021 Fiscal Year Research-status Report
臨床看護師のフォロワーシップの概念に関する探索的研究
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19K10828
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Research Institution | Prefectural University of Hiroshima |
Principal Investigator |
吉田 和美 県立広島大学, 保健福祉学部(三原キャンパス), 准教授 (90461342)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
飯島 佐知子 順天堂大学, 医療看護学部, 教授 (80389890)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | フォロワーシップ / リーダーシップ / 臨床看護師 / チームワーク / 継続教育 / 尺度開発 |
Outline of Annual Research Achievements |
昨年度実施した概念探索のためのインタビュー調査の結果は論文公表を終えた。 この調査からフォロワーシップの特徴的な行動や姿勢を示す表現として78項目を抽出した。内容妥当性の検討として,医療施設の看護管理者,および大学院教員と大学院生による2段階の見識者チェックを実施した。それにより62項目に精選させて構成した。その後,表面妥当性の検討として,総合病院に勤務する5年目以上の看護師3名に試行調査を実施し,わかりにくい表現の修正を行なった。この62項目を看護師のフォロワーシップ尺度試作版として確定した。試作版によるプレテストは3年目以上の看護師98名から回収し,有効回答は88名であった。当調査の項目分析の結果は,国際学会でのポスター発表で公開した。また,属性との比較についても国際学会でのポスター発表を予定している(アクセプト済み,2022.10.18-19予定)。 2021年度後半期はプレテストを経て57項目となった試作版で調査を実施している。コロナ禍の影響を受け,研究承諾を得られにくい状況が続き,現時点では目標回収数の59%の達成度である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
コロナ禍の影響により,アンケート調査の研究協力が得られにくく,回収率が伸び悩んでいるため。
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Strategy for Future Research Activity |
世の中の感染状況を見ながら,引き続き研究依頼を追加して行う。
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Causes of Carryover |
コロナ禍の影響により対面での会議や協力機関への旅費は使用実績が無かった。また,コロナ禍による研究計画の遅延が,予算執行を遅延させているため。
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Research Products
(3 results)