2022 Fiscal Year Annual Research Report
The Study about health literacy improvement for prevention of middle-aged and elderly Lifestyle Related Disease
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19K10867
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Research Institution | Shijonawate Gakuen University |
Principal Investigator |
藤永 新子 四條畷学園大学, 看護学部, 教授 (70508663)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
東 ますみ 神戸女子大学, 看護学部, 教授 (50310743)
石橋 信江 神戸市看護大学, 看護学部, 准教授 (50453155)
鈴木 幸子 四條畷学園大学, 看護学部, 教授 (60285319)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 成人期 / 行動変容 / 動機づけ支援 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は研究成果を広く公表した。2022年に「成人期にある有職者への生活習慣改善プログラムの実践」について発表した。成人期にある有職者を対象に生活習慣改善プログラムを実践し、健康に対する意識や行動変容に及ぼす影響を検証した。参加者は13名で、全てのワークショップ参加は30.8%、2回参加は53.8%、参加しなかった人は15.4%であった。ワークショップによる情報やデータの改善、参加者同士の交流が行動変容のきっかけとなったものの、仕事との調整が要因で継続までには至らなかった。さらに、2023年において「成人期にある有職者が健康行動に至る動機づけ支援の在り方」について発表した。全ワークショップ終了後に参加動機、健康行動の継続状況や思いについて同意の得られた参加者10名に半構成的インタビューを行った。その結果、参加動機は「身体状況への気がかり」「将来像への健康不安」「方法の選択への示唆」が理由であった。健康行動に至った過程では「現実の客観視」「生活との折り合い」「行動への高揚感」「自己実現」が健康行動の継続に繋がっていた。「身体状況への気がかり」や、「将来像への健康不安」など身体へ関心を寄せていたことでの気づきが健康意識の動機づけであった。さらに行動への迷いから「方法の選択への示唆」を得ることで行動に移したい思いが動機づけになっていた。また継続に至る過程では「現実の客観視」「効果の実感」が確認できることや「行動への高揚感」を他者との関わりの中から得られたこと、「生活との折り合い」をつけながら「自己実現」に向けた健康行動が楽しみに繋がっていた。 これらのことから、青年期の有職者に対しては本人の健康を意識する機会の確保並びに、ワークライフバランスを踏まえた支援の必要性が示唆された。
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