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2021 Fiscal Year Research-status Report

AYA世代乳がん患者の女性性サバイバーシップコホート研究と支援モデルの開発

Research Project

Project/Area Number 19K10960
Research InstitutionShowa University

Principal Investigator

渡邊 知映  昭和大学, 保健医療学部, 教授 (20425432)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 清水 千佳子  国立研究開発法人国立国際医療研究センター, その他部局等, 乳腺・腫瘍内科 診療科長 (10399462)
坂東 裕子  筑波大学, 医学医療系, 准教授 (00400680)
Project Period (FY) 2019-04-01 – 2023-03-31
Keywords若年乳がん / コホート研究 / がん・生殖医療
Outline of Annual Research Achievements

若年乳がん患者のコホート調査は、2021年度修了時点で6施設より198名の登録を得た。平均年齢は35.4歳(SD3.5)であった。うち、診断時点で既婚者は123名(62.8%)を占めた。参加者の半数が妊娠歴があった。登録半年後の調査は98名から回答を得た。術後病期はStageⅠ52名、StageⅡ22名であり、ホルモン受容体陰性は11%、HER2陽性が12.6%であった。術式は、87%が乳房全摘術が施行され、うち同時乳房再建術を施行した例は25%だった。術後に約半数が術後化学療法が施行され、登録半年時点で月経は約半数が消失していた。
がん・生殖医療を受診した患者は、98名中21名(21.4%)であったが、実際に受精卵もしくは卵子保存を行った延べ人数は、16名だった。多くの対象者は医師からの乳がん治療の生殖機能への影響や任用施温存治療に関する説明に満足をしていた。今後は、診断時と半年後の妊孕性に対する認識、就労や精神健康度、治療への意思決定への満足度についての変化を評価する。さらに、若年乳がん患者の組織学的特徴について明らかにするためのトランスレーショナル研究を計画している。
また、支援プログラムとして、昭和大学ブレストセンターにおいて、タブレットを用いた初発乳がん患者の治療方針・就労支援・妊孕性支援・遺伝に関するDisicion Aidsツールの開発を行っている。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

登録期間を延長し、目標症例まであと100例となった。
フォローアップについても順調にデータマネジメントができている

Strategy for Future Research Activity

2022年度まで登録期間を延長し、各施設の倫理申請の修正を行った。残り1年間で目標登録症例300名を目指す。今後は、診断時と半年後、1年後の妊孕性に対する認識、就労や精神健康度、治療への意思決定への満足度についての変化を評価する。さらに、若年乳がん患者の組織学的特徴について明らかにするためのトランスレーショナル研究を計画している。
さらに、コホート研究の結果を用いた初発乳がん患者の治療方針・就労支援・妊孕性支援・遺伝に関するDisicion Aidsツールの開発を進める。

Causes of Carryover

コロナ禍のため、海外学会での発表と国際雑誌への投稿が遅れたため、残高が生じた。2022年度が最終年度になるため、海外出張と国際雑誌への投稿、およびデータベースの管理費に使用予定である

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Published: 2022-12-28  

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