2020 Fiscal Year Research-status Report
更年期女性のための新世代ストレスマネジメントプログラム開発・評価
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19K10976
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Research Institution | Gifu University |
Principal Investigator |
今田 葉子 岐阜大学, 医学部, 准教授 (00326167)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 更年期女性 / ヘルスプロモーション / ストレスマネジメント / マインドフルネス |
Outline of Annual Research Achievements |
更年期女性はホルモンバランスの崩れにより健康を害し、自律神経失調や心因性反応が起こりやすいが、この時期にストレスマネジメント能力を高め、健康的な社会生活を営むことができれば医療費の削減、社会における女性の活用促進等その意義は大きい。マインドフルネス認知療法(Mindfulness-Based Cognitive Therepy;以下、MBCT)は、様々な対象のメンタルヘルスの応用の可能性に富み、世界的注目を集めているが更年期女性を対象としたMBCTによる精神症状緩和をもたらすプログラム開発に関する研究は緒についたばかりである。本年度は更年期女性を対象にしたストレスマネジメントプログラムの開発のためのプロトコルを再考した。 マインドフルネスおよびストレス低減効果の評価は対象者の負担、抑うつ性(SRDS)や不安(STAI)など日本語版MAASで相関関係がみられるものは極力省いて精選し、①更年期簡略指数(SMI)②日本語版MAAS、自尊感情尺度(RSES)③唾液中コルチゾールとした。 MBCTのセッション:1.気づきと自動操縦、2.頭で生活してしまうこと、3.散漫な心をまとめる、4.嫌悪を見極める、5.ありのままでいる、6.考えている内容は必ずしも事実でない、7.自分を大切にする、8.今後も学びを深めるの8つ、評価の時期はMBCTの開始前、実施直後、開始から3ケ月後とした。尚、前年度基礎調査の結果、我が国における更年期女性が最も気になる傷病は筋骨格系(17.5%)であり、病院や診療所等に通ってはいないが肩こりや腰痛を自覚しながら日常生活を送っている者、日常生活で悩みやストレスを抱えている者が半数以上(58.6%)存在したことが示された。セッション内にはオリジナルとして更年期女性の健康特徴・課題、骨盤底筋群体操、首肩腰のストレッチを導入する。ホームワーク用瞑想のためのDVD自作。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新型コロナの影響により、対面で行うことが望ましいMBCT8回のセッション(8週間継続)およびストレス評価を含むプレテスト実施を断念した。 現在、測定値に影響を与えることが予想される唾液コルチゾール値の日内変動および測定操作を確認するため自己測定中である。
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Strategy for Future Research Activity |
・唾液コルチゾールの日内変動の確認と評価時間、回数の決定 ・MBCT8回のセッション(8週間継続)およびストレス評価を含むプレテスト実施。 8~10月開始(評価含む)、セッション終了10~12月(評価含む)、1月評価、2~3月分析 ・コロナの影響が続くようであれば、オンラインでのセッションや評価方法を再検討して実施する。
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Research Products
(1 results)