2021 Fiscal Year Research-status Report
Development and practice of information sharing guidelines with siblings of children with cancer
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19K11003
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
新家 一輝 名古屋大学, 医学系研究科(保健), 准教授 (90547564)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | きょうだい / 小児がん / 自分らしさ / 成長発達 / 情報共有指針 |
Outline of Annual Research Achievements |
研究I.小児がん診断以降、積極的な治療期にある子どものきょうだいで、学齢期以降にある方々ご自身の認識を通して、以下の内容を明らかにする。質的手法 を用いて、家庭、保育・教育機関といった生活や医療との関係性のなかで体験してることを明らかにする。同時に、量的手法を用いて、自尊心やQuality of Life (QOL)、出現している情緒と行動の問題の程度を含む心身の状態について明らかにする。
研究II.同じく、診断時以降、積極的な治療期にある子どものきょうだいで、幼児期以降(学齢期以降も含む)にある方々の親(主な養育)の認識を通して、以 下の内容を明らかにする。質的手法を用いて、家庭、保育・教育機関といった生活や医療との関係性のなかで体験していることを明らかにする。同時に、量的手 法を用いて、自尊心やQOL、出現している情緒と行動の問題の程度、人格的成長を含む心身の状態について明らかにする。
上記目的に沿った調査を重ねデータを蓄積している。 昨年度に引き続き今年度は、COVID-19対応のため新規の調査を控え、データの分析を中心に行った。また、これまでに継続してきた調査機関やその他の医療機関や地域の場での フィールドワークを、昨年度にオンラインに切り替え、今年度は更に内容を充実させ実施した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
理由 COVID-19に伴う対策のため、昨年度に引き続き調査再開を自粛したため、やや遅れている。 一方で、これまでの調査で得た情報の分析に着手し、再開に備えている。 フィールドワークを通してた情報取集については、オンラインでの実施に切り替え実施している。
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Strategy for Future Research Activity |
COVD-19感染対策のためのインタビュー調査の自粛だけでなく、COVID-19対策に伴い、調査対象の生活体験自体が大きく影響を受けている可能性があり、実際にオ ンラインでのフィールドワークや、医療機関の状況より影響を受けている状況を聞き取っている。 COVID-19対策が求められる前までに収集した情報の分析を行い、調査再開した際の調査内容について整理をしておき、再開を待ち実施していく。
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Causes of Carryover |
COVID-19対応にて、調査再開と、学会参加等のが困難であったため。 調査再開を望みつつ、これまでに得られた情報をもとに分析し論文執筆していく。
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