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2022 Fiscal Year Research-status Report

産後の女性の姿勢アライメントは下肢荷重機能に影響する‐中高年女性との比較‐

Research Project

Project/Area Number 19K11025
Research InstitutionHiroshima International University

Principal Investigator

平元 奈津子  広島国際大学, 総合リハビリテーション学部, 講師 (50441564)

Project Period (FY) 2019-04-01 – 2024-03-31
Keywordsウィメンズヘルス / 産後 / 姿勢
Outline of Annual Research Achievements

産後の女性の筋骨格系に関する身体症状は、妊娠出産により低下した腹横筋や骨盤底筋の体幹の安定化に作用する機能の低下による姿勢アライメントと関連があると考えられる。また、育児や仕事等で多忙な産後の女性や中高年女性は、産後の機能低下が長期化し、身体症状の発生や悪化に関与していることが推測される。
そこで、本研究の目的は、日本人女性の姿勢アライメントの特徴を、若年者、産後および中高年の各年代別で比較検討し、姿勢アライメントが立位時および座位時の荷重分布と関係があるかを明らかにすることである。具体的な検討項目は、姿勢アライメント(脊柱アライメント)測定、立位時の下肢荷重分布、座位時の座圧分布である。
今年度は、前年度に引き続きCOVID-19の影響で、年度のほとんどを研究機器の動作確認と、データ測定の予備実験を実施した。測定項目のうち脊柱アライメント測定、下肢荷重分布については、平成25-26年度科学研究費若手研究(B)、平成27-29年度同基盤(C)にて使用した経緯から、本研究でも問題なく使用し測定できることを予備実験にて確認した。
さらに、本研究背景のエビデンスとなる文献収集や、各使用機器に関する先行研究をさらに集め、研究実施に際しての根拠を示しての成果の公表の準備が整った。
年度末3月に学外協力施設でのデータ測定が可能なことが12月末頃判明し、研究協力施設・関係者との打ち合わせを行い、2月に被検者リクルートを実施した。3月に産後の女性と中高年女性計28名のデータ測定を実施した。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

昨年度に引き続き、対象者のデータ測定の予定を計画していたが、COVID-19対策のため学外でのデータ測定を着手したのが年度末3月となったことと、若年者を対象とした研究は被検者リクルートができなかったため、結果として大幅な遅れが生じている。

Strategy for Future Research Activity

産後および中高年女性については、引き続き学外協力施設において、追加の被検者のデータ測定を予定する。
また、若年女性については、研究者の勤務先(大学)の学生等を対象にデータ測定ができるよう、関係部署との協力依頼、調整を進め、データ測定を実施する。
いずれもCOVID-19やインフルエンザ等の感染症の影響により、予定が急変する場合も想定されるため、対応できるような準備を進める。
最終的に、得られたデータを全て分析し、まとめていく。

Causes of Carryover

国際学会に参加し、最新の知見を情報収集や発表を予定していたが、対面での開催の国際学会へは、COVID-19の影響で海外出張が困難のため参加できず、当初の予定より減額となった。
今年度は国内の学会に参加すること、研究成果の公表(英文校等)、データ測定被検者への謝礼に使用する予定である。

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Published: 2023-12-25  

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