2021 Fiscal Year Research-status Report
高齢者の脆弱な皮膚に対する効率性の高いスキンケアマネジメント方法の構築
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19K11116
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Research Institution | Sapporo City University |
Principal Investigator |
貝谷 敏子 札幌市立大学, 看護学部, 教授 (00381327)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
酒井 透江 杏林大学, 保健学部, 講師 (50813557)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 高齢者 / 慢性創傷 |
Outline of Annual Research Achievements |
先行研究と我々の行った実態調査より、過去にスキンテアの既往のあった患者は,治癒後の再発が高いことが課題となった.再発の予防には,損傷の原因となる起因外力を予測することが必要である.前回の実態調査では,スキンテアの分類と発生の原因をあわせて分析すると,スキンテアが発生した原因となる外力が推定できることが示唆された.そこで,先行研究のデータを用いた2次解析により,スキンテア起因外力の予測アプリケーションの開発を行うことを目的として研究をすすめた. スキンテアの発生原因と発生した創の状態,組織耐久性との関連を分析し,起因外力推定可能なアルゴリズムを作成する.また,アルゴリズムにより重症度・起因外力を推定し,正解率やκ係数などを算出し,分析する. しかしながら,現在解析している画像データでは外力の推定可能な発生時のデータが不足しており,外力の推定までに至っていない.そこで既存のデータ写真を質的に分析して,外力に特徴的な創の形状を明らかにしていく質的スケッチ法を開始している.2次データであるため,発生時の情報が不足しているため、今年度は前向きなデータと合わせて検討して行きたい.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2次データを用いた分析を行っているが、不足情報があり結果を出すまでに至っていない。新たなデータを収集しながら分析を進める必要があるが、現在の感染禍で、新規データ収集を行うことが厳しい。現状では、保有しているデータ分析を優先して実施している。
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Strategy for Future Research Activity |
次年度中に質的な分析をすすめて、起因外力の推定に結び付く患者や創傷の特徴を明らかにしていきたい。 スキンテアの発生原因と発生した創の状態,組織耐久性との関連を質的に分析し,カテゴリ化を行う。カテゴリを基に外力を推定できるアプリケーション開発が可能か再度検討するため、AI専門家へコンサルテーションを予定している。
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Causes of Carryover |
外力の推定に必要なデータが不足しており、スキンテア起因外力の予測アプリケーションの開発までに至っていない.データを追加して開発を行っている段階である。予測アプリケーションができれば、スキン‐テアのケアプロトコールを作成した調査を行うことが可能であるため、今年度はアプリケーションの開発と調査まですすめていく予定である。
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