2021 Fiscal Year Research-status Report
イノベーション普及理論を活用した地域における人工呼吸器装着者の安全確保体制の推進
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19K11117
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Research Institution | Gunma Prefectural College of Health Sciences |
Principal Investigator |
飯田 苗恵 群馬県立県民健康科学大学, 看護学部, 教授 (80272269)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鈴木 美雪 群馬県立県民健康科学大学, 看護学部, 講師 (90554402)
佐々木 馨子 群馬県立県民健康科学大学, 看護学部, 講師 (20334104)
塩ノ谷 朱美 群馬県立県民健康科学大学, 看護学部, 講師 (70554400)
清水 裕子 群馬県立県民健康科学大学, 看護学部, 准教授 (70310240)
高橋 佳織 群馬県立県民健康科学大学, 看護学部, 助教 (90796442)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 在宅人工呼吸療法 / 事故 / 医療安全 / ヒヤリハット/インシデント / 地域包括ケアシステム / 難病患者 |
Outline of Annual Research Achievements |
昨年度は、一昨年度実施した在宅人工呼吸療法中の訪問看護利用者の事故発生状況及び安全対策に関する全国調査結果概要の報告書を作成し、調査の協力に同意いただいていた181事業所に送付した。報告書作成から課題は、回路外れ等によりサービス提供時間外に影響度の高い事故が起こっていること、安全対策は事業所外の関係機関との情報共有や検討が積極的に行われていないことであり、対応としてサービス提供時間外の安全対策の強化、支援チーム、地域の多機関での情報共有・検討であると考えられた。 また、第26回日本難病看護学会学術集会の交流集会2(オンライン)において、「在宅人工呼吸療法中の難病療養者への事故防止を考える-多職種でのKYT(危険予知トレーニング)を活用した研修の紹介から―」と題して参加した。調査結果の一部を紹介しながら、事故防止についての講演や研修方法を紹介し参加者とチャットやWeb投票機能を活用して交流した。上記の課題から、事故防止に関する研修の一例として紹介したのは、多職種研修でKYT(危険予知トレーニング)を活用した研修方法の概要とした。この研修は、大学所在地域の保健所と協働して、計画・実施したもの(大山ら,2020)である。 さらに、調査結果は第41回日本看護科学学会学術集会(オンライン)にて、「在宅人工呼吸療法中の訪問看護利用者の事故発生状況及び安全対策に関する全国調査」と題して発表した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
全国の保健所への郵送法による悉皆調査を計画していたが、新型コロナ感染症への対応に配慮し、本調査の実施を見合わせているため。
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Strategy for Future Research Activity |
新型コロナウィルス感染症の社会的な状況を見極め、在宅人工呼吸療法中の事故についての保健所への調査を実施する。
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Causes of Carryover |
全国の保健所への郵送法による悉皆調査を計画していたが、新型コロナ感染症への対応に配慮し、本調査の実施を見合わせているため。使用計画は、保健所への悉皆調査を実施する。調査方法は郵送法にするか、Web調査とするか検討中である。
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Research Products
(2 results)