• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2019 Fiscal Year Research-status Report

独居高齢者の在宅生活継続における意思決定支援についての基礎的研究

Research Project

Project/Area Number 19K11132
Research InstitutionHyogo University

Principal Investigator

石井 久仁子  兵庫大学, 看護学部, 講師 (70735886)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 中井 寿雄  金沢医科大学, 看護学部, 講師 (10708986)
Project Period (FY) 2019-04-01 – 2022-03-31
Keywords独居高齢者 / 在宅生活 / 意思決定
Outline of Annual Research Achievements

独居高齢者は、家族と同居している高齢者に比べて日常の見守りや急病時のケアなどの細かな支援が得られにくく、在宅生活の継続に困難をきたしやすい。独居であっても最期まで自分らしく生ききるためには、在宅生活継続の危機に直面したときの方向性についての意思や考えを、早期から家族や支援者と共有しておくことが重要である。
本研究は、独居高齢者が在宅生活を中断した状況と支援の現状から、意思決定支援の実態と課題を明らかにすると同時に、在宅生活の継続が困難になった場合の独居高齢者自身の考えや意思など聴き取り、独居高齢者の意思決定支援の指標となる支援項目を抽出し、リスト化することを目的としている。
研究方法は次の3段階で計画した。1段階は、介護支援専門員(以下、「CM」と表記する)や地域包括支援センター職員(以下、「地域包括職員」と表記する)から、独居高齢者が在宅生活の中断を余儀なくされた状況を聴き取り、在宅生活の継続が困難になる実態と支援上の課題を分析する。2段階は、1段階の結果をもとに独居高齢者の意思決定支援に関する質問紙調査を実施する。3段階は、地域で独居生活をしている高齢者に、独居生活の現状と将来への考え、および、在宅生活の継続が困難になった場合の意向について調査する。これらのプロセスを通して、在宅生活の継続が難しくなる前に、高齢者自身と支援者が前もって準備をしておくことで、高齢者の主体的な意思決定に役立つと考えられる項目を抽出し、リスト化する。
今年度は、1段階のインタビュー調査の具体的計画とインタビューガイドを作成し、研究倫理審査委員会の申請に向け、研究協力者の検討など、最終調整を進めている。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

当初の報告では、今年度は1段階のインタビュー調査の結果報告をし、2段階の質問紙調査に向け、質問紙の作成を進めている予定であった。しかし、所属機関の領域内に病欠者が生じたため、当該研究に予定していたエフォートを割くことが難しくなり、一時中断した後、エフォートを下げて実施している。

Strategy for Future Research Activity

インタビュー調査を実施して分析を行い、その結果をもとに、2段階の質問紙調査の質問項目を検討する。また、研究分担者とともに、1段階の調査結果の報告書を作成し、報告書を希望する調査協力者と関連機関に配布する、さらに、研究成果を国内の専門学会と学術雑誌に公表する予定である。

Causes of Carryover

研究計画の遅れに伴って、予定していた支出がなくなり、次年度使用額が生じている。
2020年度は、2019年に予定していたPC等の購入や、インタビュー調査に係る謝金や旅費、人件費等の支出にあてる予定である。

URL: 

Published: 2021-01-27  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi