2019 Fiscal Year Research-status Report
A "Knotworking"system conducted by a local university to improve the disaster prevention ability of a community
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19K11133
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Research Institution | St. Catherine University |
Principal Investigator |
永易 裕子 聖カタリナ大学, 人間健康福祉学部, 講師 (00442012)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
白柿 綾 聖カタリナ大学, 人間健康福祉学部, 講師 (00331760)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 防災活動 |
Outline of Annual Research Achievements |
医学中央雑誌web版ver.5とCiNiiを用いて「大学教育」と「防災」をキーワードとして文献検索を行い、そのうち原著論文のみを抜粋して21件の論文を抽出した。その結果、大学や学協会等においては、地域と協働して災害シュミレーションやハザードマップ等を用いた先進的な取組が行われているが、参加者に高齢者が多く、現役世代や子どもの参加が少ない傾向が明らかになった。また、地域社会における防災教育の取組は、被災経験がある地域や災害の切迫性が高い地域を中心として熱心に行われている一方、ほとんど行われていない地域があり、地域格差が課題となっている現状も明らかになった。 さらに文献検討と並行して、地元の災害コーディネーターを訪ね、これまでの活動実態に関するインタビューを重ねている。その過程で、今後、大学生とともに防災活動を行うにあたって必要となる、本県の特徴をふまえた学習項目についても考察途中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
新型コロナウイルスの流行に伴い、他県への移動が制限された。
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Strategy for Future Research Activity |
大学生と地域住民が結びつき成長発展し続ける防災教育システムの構築をめざす。
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Causes of Carryover |
新型コロナウイルスの流行により、他県でのフィールドワークを実施することができず、さらに2020年3月に東京で開催予定であった活動理論学会が中止となり参加することができなかった。
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