2022 Fiscal Year Research-status Report
Social capital and prevention of disability; development of intervention model
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19K11138
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
樺山 舞 大阪大学, 大学院医学系研究科, 教授 (50635498)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
神出 計 大阪大学, 大学院医学系研究科, 教授 (80393239)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 介護予防 / フレイル / ソーシャルキャピタル |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度においては、都市部と郊外の異なる社会環境に居住する地域在住高齢者におけるソーシャルキャピタルの健康影響と介入方策の検討に向けて、対象者の社会活動の量や内容、人や地域資源とのつながりとその特徴といった詳細な具体的レベルまで把握し、それら結果を、実際に客観的に測定した健康指標とあわせて縦断的に分析することを行った。そして最終的には介入実践モデルを構築することをめざして実施した。都市部および郊外で継続して実施している高齢者長期疫学研究のフィールドを基盤としてデータコレクションおよびデータの整理を主として、さらに一部分析を行った。これらから得られた成果について、学会・論文発表を複数行った。主要な結果としては、高齢者の健康行動に影響する要因を質的に検討したものがあり、家族、近隣とのネットワークや情報アクセスが重要であることが明らかとなった。また、コロナ禍において変化した社会環境に対応するための調査として行った高齢者のICT活用とフレイルの関連に関するデータをさらに分析をすすめ、孤立したり孤独感を感じている80代以降の後期高齢者においては、ICT利用が認知機能低下を抑制する関連を示す知見を得た。これら結果は英文学術誌に報告した。 さらに、介入実践のモデル構築に向け、大阪府下で実施されている介護予防と保健事業の状況に関して、担当保健師へのヒアリングおよび調査を行った。地域によって高齢者の行動特徴や人的資源が異なることにより、効果的な方策や推進に違いがあることが明らかとなった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新型コロナウィルス感染症の影響により、地域における調査自体が進められない時期があり、本研究の完了年の予定であったが、全体としてやや遅れた。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は、これまで収集したデータの分析を深めるとともに、予防的実践(介入)の実情の聞き取り調査などあわせ全体を総括し、介護予防実践モデルの構築および学会・論文報告をしていく。
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Causes of Carryover |
コロナによる影響で、調査時期が遅くなりデータの整理及び分析の補助員アルバイトの雇用や論文校閲出版費が次年度へ持ち越しとなったため。
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Research Products
(4 results)