2021 Fiscal Year Research-status Report
認知症看護実践力向上のための教育・相談援助プログラムの発展
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19K11148
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Research Institution | University of Hyogo |
Principal Investigator |
中筋 美子 兵庫県立大学, 看護学部, 講師 (10733454)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高見 美保 兵庫県立大学, 看護学部, 教授 (50613204)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 認知症 / 看護実践 / 看護師 / 現任教育 / 認知症者のニーズ / 質向上 / 高齢者 / 看護の質 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は「認知症看護実践力向上のための教育・相談援助プログラム」の改訂および医療機関において、看護師対象に実践することを通して効果を検証することを通して、認知症高齢者の多様なニーズに対応できるようプログラムを発展させることである。本研究は①プログラム改訂、②改訂版プログラムの運用、③改訂版プログラムの効果評価の段階を追って進めており、2021年度は昨年に続き、プログラム改訂に向け認知症高齢者のニーズに関する調査を実施した。本調査では、医療機関入院中の認知症高齢者を対象に、参加観察を行いながら、会話を通して聞き取りを行い、認知症高齢者の体験を明らかにして、そこから認知症高齢者が抱えるニーズについて示唆を得た。また、調査結果をもとに、プログラムの改訂を行い、プログラム運用の協力施設の確保に向け、候補施設への依頼、フィールド調整を進めた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
本研究は認知症高齢者や医療機関を対象とするため、COVID-19の感染拡大の影響を受け、フィールド調整やデータ収集の延期等を検討せざるを得ず、想定以上の時間を要している。
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Strategy for Future Research Activity |
プログラム運用の協力施設確保が課題であるが、昨年度候補となる医療機関と調整を進め、現時点では了承が得られている。今後もCOVID-19感染拡大や社会情勢の影響を考慮しながら、状況によっては非対面など代替法を検討し、データ収集を実施する。
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Causes of Carryover |
医療機関でのデータ収集に必要な旅費、物品購入、データ整理補助の人件費を計上していたが、COVID-19感染拡大により実施できず、次年度に延期することとなったため、次年度使用額が生じている。次年度データ収集を予定しており、これに充てることを計画している。
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