2022 Fiscal Year Research-status Report
子育て世代のがんサバイバーのコミュニティ・エンパワメントモデル開発
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19K11193
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
中山 貴美子 神戸大学, 保健学研究科, 准教授 (70324944)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鳩野 洋子 九州大学, 医学研究院, 教授 (20260268)
合田 加代子 甲南女子大学, 看護リハビリテーション学部, 教授 (20353146)
田垣 正晋 大阪公立大学, 人間社会システム科学研究科, 教授 (30347512)
草野 恵美子 大阪医科薬科大学, 看護学部, 教授 (70346419)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | エンパワメント / がんサバイバー / 母親 / 乳幼児 |
Outline of Annual Research Achievements |
日本人のがん生涯罹患率は、男性約56%、女性約43%と高い。アメリカでは、がん罹患後の生存期間の延長に伴い、がんサバイバーという捉え方がされている、がんサバイバーは、がんの告知を受けた個人がその生涯を全うするまでを意味する。日本においても、がん患者ではなく、がんサバイバーとしての捉え方が重要と考えた。 がん患者の中でも、乳幼児をもつがんサバイバーである母親は、育児負担の大きい時期の子育てとがん治療の両立において困難を抱えている。そこで、乳幼児をもつがんサバイバーである母親のエンパワメントに関する研究を行った。対象は、乳幼児をもつがんサバイバーである母親5名であった。方法は、インタビュー調査にて実施した。倫理的配慮として、神戸大学大学院保健学研究科倫理委員会の審査を受けて、実施した。 その結果、9つのカテゴリーが抽出された。カテゴリーは、「毎日を大切に暮らしている」と「今まで通りの日常生活を維持している」、「がん治療と子育ての折り合いをつけている」、「自分の体調を管理している」、「自分の気持ちをコントロールしている」、「周囲の様々な人と支え合っている」、「社会資源を活用している」、「子どものことを考えて医療を活用している」、「がん治療と調整しながら仕事を続けている」であった。 今年度は、本論文を英語論文として作成し、投稿予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新型コロナウイルスの感染拡大により、海外の先進地視察が実施できずに、当初計画より修正をせまられた。
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Strategy for Future Research Activity |
本年度は研究の最終年度になることから、英語論文を投稿し、掲載につなげたい。
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Causes of Carryover |
新型コロナウイルスの流行により、海外の先進地視察ができなかったため、次年度使用額が生じている。使用計画は、研究成果のピーアールのためのホームページの作成や英語論文の校閲代等に使用する予定である。
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