2022 Fiscal Year Annual Research Report
渡航看護のコンピテンシー・モデルの開発と渡航看護認識向上プログラムの検討
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19K11200
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| Research Institution | Aichi Prefectural University |
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Principal Investigator |
青柳 美樹 愛知県立大学, 看護学部, 准教授 (60334976)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高山 裕子 国際医療福祉大学, 保健医療学部, 教授 (00637803)
多賀 昌江 北海道文教大学, 人間科学部, 准教授 (20433138)
徳澤 麻梨子 (立石麻梨子) 久留米大学, 医学部, 講師 (40750154)
石田 知世 岩手保健医療大学, 看護学部, 助手 (50852745) [Withdrawn]
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| Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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| Keywords | 渡航看護 / コンピテンシー / 渡航者 / 看護職の認識 / 産業看護 / 学校保健 / トラベルクリニック |
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| Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、わが国に適した渡航看護のコンピテンシー (Competency)・モデルの開発と、看護職に対する渡航看護の認識向上プログラムを検討することを目的としていた。
最終年度は、渡航看護に関わる文献およびインタビューから抽出したコンピテンシーの統合を図った。構造として、渡航医学に関する知識の獲得やネットワークを通じた情報交換等による自己研鑽である【渡航看護のための力の蓄積】、渡航者への情報収集と情報提供準備として【渡航者支援のための準備】、渡航者自身による渡航前の情報収集や安全な渡航に関する情報提供、渡航者自身による渡航準備支援などの【渡航者の健康と安全のセルフケア力向上のための支援】、ハイリスク・健康障害にある渡航者のアセスメントやリスク回避のための情報提供支援、渡航の意思決定支援などの【渡航者のニーズに合わせた支援】、渡航者のニーズを捉えた面談の実施やワクチン接種などの【渡航前の準備支援】、外部機関および他部門との医療支援体制の構築や相談・健診体制づくり、渡航者に関わるスタッフ支援などの【保健医療体制づくり】に分類された。
渡航者に主に関わる産業、大学学校保健、トラベルクリニックの3分野の共通の特徴として、支援と人的サービスに関するコンピテンシーは概ね等しく抽出され、直接的な看護サービスを提供する看護職の特徴が示された。また、産業・大学学校保健ではクリニックよりも他部署や他機関との体制づくりに関するマネジメントの能力が重要視されていることが明らかになったため、コアコンピテンシート各分野に特徴的なコンピテンシー見出す必要があると考える。
新型コロナウイルス感染症の影響で研究遂行と看護職へのインタビューの実施が困難な状況でありモデルの構造が見え始めた段階である。後の研究は23K10206渡航看護のコンピテンシーの解明と渡航看護認識向上プログラムの効果検証に引継ぐ。
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