2023 Fiscal Year Research-status Report
精神疾患を有する人の家族における、ベネフィット・ファインディングの関連要因の解明
Project/Area Number |
19K11216
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
千葉 理恵 京都大学, 医学研究科, 教授 (50645075)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宮本 有紀 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 准教授 (10292616)
藤本 浩一 兵庫医療大学, 看護学部, 准教授 (20467666) [Withdrawn]
船越 明子 神戸市看護大学, 看護学部, 教授 (20516041)
橋本 健志 神戸大学, 保健学研究科, 教授 (60294229)
廣田 美里 神戸大学, 保健学研究科, 助教 (70595488)
林 佑太 神戸大学, 保健学研究科, 助教 (70882166)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | ベネフィット・ファインディング / 精神疾患 / 家族 / 精神看護学 / ポジティブ心理学 |
Outline of Annual Research Achievements |
精神疾患をもつ人の家族に生じるベネフィット・ファインディング/成長を明らかにすることを目的として、PRISMA-ScR、JBI methodology for scoping reviews、Arksey et al. (2005)らのframeworkに基づき、スコーピング・レビューを行った。 「精神疾患」、「家族」、「ベネフィット・ファインディング/成長」を表す用語をキーワードとした検索式を作成し、MEDLINE、PsycINFO、PsycARTICLES、CINAHL、PTSDpubs、医中誌の6つのデータベースを用いて、英語と日本語の論文を対象として検索を行った結果、7923論文が抽出された。 それぞれの論文を独立した2名の研究者によってスクリーニングした結果、最終的に24論文が選定基準を満たし、本研究の対象となった。 対象となった論文の内訳は、質的研究が9論文、横断研究が12論文、ミックスドメソッドが2論文、介入研究が1論文であり、日本で行われた3つの研究以外は主に欧米で行われていた。レビューの結果、精神疾患をもつ人の家族のベネフィット・ファインディング/成長の内容を明らかにした質的研究は2000年代から2020年代にかけて行われており、また、2010年代から2020年代にかけて行われた量的研究により、ソーシャルサポートなどの様々な関連要因があることも明らかになった。今後は、縦断研究や介入研究により、精神疾患をもつ人の家族におけるベネフィット・ファインディング/成長の関連要因の因果関係や促進方法が検討されることが望まれる。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
スコーピング・レビューにより、国内外の精神疾患をもつ人の家族のbenefit finding・growthの内容や関連要因が明らかになった。
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Strategy for Future Research Activity |
本年度の研究での知見をもとに、次年度は調査を行い、日本の精神疾患をもつ人の家族のbenefit findingの関連要因を明らかにする。
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Causes of Carryover |
2024年度は自記式調査票による調査を行う予定であり、予算を計画的に使用していく。
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Research Products
(4 results)
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[Presentation] Factors associated with quality of life in young carer students at college: comparison with other college students2024
Author(s)
Tsuru M, Chiba R, Hayashi Y, Hirota M, Kobiki H, Inagaki A, Ohkawa H, Funakoshi A, Kawada M, Fujita Y, Kido Y
Organizer
27th East Asian Forum of Nursing Scholars (EAFONS)
Int'l Joint Research