2021 Fiscal Year Research-status Report
臨床実用化に向けた「退院先選択のための意思決定ガイド」の効果検証と標準化への提言
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19K11244
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Research Institution | University of Toyama |
Principal Investigator |
青木 頼子 富山大学, 学術研究部医学系, 助教 (40533477)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中山 和弘 聖路加国際大学, 大学院看護学研究科, 教授 (50222170)
米倉 佑貴 聖路加国際大学, 大学院看護学研究科, 講師 (50583845)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 意思決定支援 / Decision aid / 無作為化比較試験 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、開発した意思決定ガイドを提供する群(介入群)と提供しない群(対照群)の2群に分け、ランダム化比較試験により、意思決定時の葛藤や参加への効果を検証することである。本年度は、COVID-19の影響により、研究再開の目途が立たなくなったため、研究中断前までに得られていた107名を研究対象者とし統計学的解析に着手した。 事前に特定されていた解析と探索的解析を行った結果、1度も介入を受けていない8名を除いた99名(介入群52名、対照群47名)のFAS (Full analysis set) 解析を行うこととした。主要評価項目である意思決定の葛藤(Decision conflict scale; DCS)の群間差の分析には、対応のないt検定、副次的評価項目である意思決定の参加(Control preference scale; CPS)の群間差の分析にはZ検定を行った。また、①高葛藤者、②独居者、③75歳以上の後期高齢者、④入院時から退院先を決定していない者、⑤長期入院者のサブグループ解析、さらに調整解析を含む補助的解析を行うこととした。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
COVID-19により、研究再開の目途が立たなくなったが、研究中断前までに得られていたデータが整い、解析方法も決定したため。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は解析を進め、結果を明らかにし、考察していく予定である。また、学会発表、論文の投稿を予定している。
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Causes of Carryover |
本年度は、統計解析を進めていたため大きな支出はなかった。今後、当該金額は、検証した結果についての学会発表、論文作成、投稿費用に使用する予定である。
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Research Products
(2 results)