2022 Fiscal Year Research-status Report
嚥下機能評価のための血中および唾液中サブスタンスP濃度の基準値の検討
Project/Area Number |
19K11255
|
Research Institution | Oita University of Nursing and Health Sciences |
Principal Investigator |
秦 さと子 (小野さと子) 大分県立看護科学大学, 看護学部, 准教授 (10443897)
|
Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
|
Keywords | 血液中サブスタンスP / 嚥下機能 / 予備能 |
Outline of Annual Research Achievements |
2020年度の結果から嚥下状態との関連は、唾液中SP濃度より、血中SP濃度の方が反映している可能性が考えられた。そのため、2022年度は嚥下状態における血中SP濃度の妥当性の検討を目的に、嚥下障害あり群と嚥下障害なし群で血液SP濃度を比較することを計画し準備した。しかし、COVID-19の影響から、病院や高齢者施設内への立ち入り規制、医療需要の増大に伴う医療従事者の厳しい労働スケジュール等から施設内職員への研究協力は難しく、新規のデータ収集はできなかった。人との関り減少や行動制限下においては、嚥下機能の低下が潜在的に進行している可能性があることから、嚥下機能の客観的指標となり得る本研究成果が期待される。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
COVID-19の影響から、病院や高齢者施設内への立ち入り規制、医療需要の増大に伴う医療従事者の厳しい労働スケジュール等から施設内職員への研究協力は難しく、新規のデータ収集はできなかったため。
|
Strategy for Future Research Activity |
COVID-19の規制緩和から、病院や高齢者施設内の協力が期待できる。社会状況を観察し、嚥下障害を持つ患者を受け入れている施設、3か所程度への協力依頼を予定している。
|
Causes of Carryover |
本研究は人を対象とした研究である。COVID-19の影響から、病院や高齢者施設内への立ち入り規制、医療需要の増大に伴う医療従事者の厳しい労働スケジュール等から施設内職員への研究協力は難しく、実施が困難であった。そのため、2022年度予定であった内容をそのまま2023年度に持ち越し、費用は2022年度のものを充てる予定である。
|