2022 Fiscal Year Research-status Report
Development of educational program by e-learning for preventing violence in home care nursing
Project/Area Number |
19K11264
|
Research Institution | Morinomiya University of Medical Sciences |
Principal Investigator |
武 ユカリ 森ノ宮医療大学, 看護学部, 准教授 (00363581)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
三木 明子 関西医科大学, 看護学部, 教授 (30315569)
|
Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
|
Keywords | 訪問看護 / 暴力対策 / ハラスメント対策 / e-learning |
Outline of Annual Research Achievements |
暴力防止に関する研修を対面・集合型で実施してきたこれまでの活動を振り返り、訪問看護師、訪問看護事業所にとって、時間的、経済的にも負担が少なく、効率的、継続的に取り組みやすい形式を検討する必要がある。本研究はその一つのツールとなり得る暴力防止に関する教育プログラムをe-learningを開発することを目的としている。 暴力・ハラスメントに関する重大事件も起き、以前より関心の高まっている中、研修内容の充実を図る必要があった。そこで本年度は、各学会での情報発信、意見交換を行うとともに、居宅系支援事業所の訪問看護師、介護福祉士、理学療法士、作業療法士、事務職員などを対象としたonline研修を実施し、研修内容に対するwebアンケート調査を行った。以下、webアンケート結果の1例を報告する。60分で研究代表者が講義を実施し、直接参加と録画によるオンデマンド視聴が可能な研修とした。対象者は200名程度、直接参加5名、アンケート回答者は28名であった。 理解度に関する回答では、十分理解できた(28.6%)、理解できた(60.7%)であった。活用に関する回答では、十分活かせる(28.6%)、活かせる(70.1%)であった。研修内容に関する「もっと詳しく聞きたかったこと」についての問いに対して、多かった回答は「暴力対策・対応のポイント3:クレームの区別を知る」(35.7%)、他「医療従事者の人権と尊厳に関すること」、「暴力・ハラスメントが発生するリスク要因」、暴力対策・対応のポイントの「5:初期対応体制を整える」「8:無防備な傾聴はしない」が同じ割合(25.0%)であった。自由記述には、暴力を体験していることに対する気づき、一人で抱え込まない、利用者のためにも意識が大切、サービス提供者側の安全が守られることの重要性がわかった、などが記載されていた。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
訪問看護師の職場特性に応じたプログラムとなるよう事業所管理者の聞き取りや意見聴取を予定していたが、covid-19の度重なる流行の影響で、調整が難しくなったこと、さらに暴力・ハラスメントに関する重大事件も起き、以前より関心の高まっている中、研修内容の充実を図る必要があったため。
|
Strategy for Future Research Activity |
online研修のアンケート調査によって得られた結果をもとに、特に要望が高かった項目について理解が深まる学習内容を組み入れるよう、暴力防止プログラムを検討しe-leaningをオンラインで実施できるよう、システムを作る。
|
Causes of Carryover |
訪問看護師の職場特性に応じた暴力防止に関するe-learninigプログラム試用、実施に至っていない。 今年度は訪問看護における暴力防止に関するe-learningプログラムを完成させ、オンライン上で学習が可能なシステムを作るための費用を支出する予定である。
|
Research Products
(3 results)