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2022 Fiscal Year Research-status Report

システムシミュレーションによる災害時病院患者避難原則の解明

Research Project

Project/Area Number 19K11288
Research InstitutionKobe Women's University

Principal Investigator

横内 光子  神戸女子大学, 看護学部, 教授 (10326316)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 岳 理恵  桃山学院大学, 経営学部, 教授 (80584911)
村田 幸則  藤田医科大学, 医療科学部, 助教 (00566101)
水野 暢子  藤田医科大学, 保健学研究科, 教授 (80338201) [Withdrawn]
奥井 早月  神戸女子大学, 看護学部, 助教 (00783002) [Withdrawn]
長井 友利子  神戸女子大学, 看護学部, 助教 (60785517)
藤井 誠  神戸女子大学, 看護学部, 助教 (10803760) [Withdrawn]
大口 祐矢  神戸女子大学, 看護学部, 助教 (70881077) [Withdrawn]
岸野 真由美  神戸女子大学, 看護学部, 助教 (80963404)
Project Period (FY) 2019-04-01 – 2024-03-31
Keywords患者避難 / システムシミュレーション / 災害医療 / 看護管理
Outline of Annual Research Achievements

新型コロナウィルスの感染拡大により実施できなかったシミュレーションモデルの妥当性検討を目的とした搬送実験を実施した。
大学の模擬病室(幅6.15m×奥行9.2m)を4床室に見立てて2mの間隔をあけて4ベッドを配置した。成人女性10名のうち4名を看護師役とし、4名を患者役として、患者が担送、護送、独歩の場合の組み合わせを複数設定したシナリオを作成し、4名の看護師役が一斉にベッドから病室を出て、廊下(幅2.4m×長さ10m)を通って階段室前まで避難介助する時間を、ストップウォッチで測定した。各シナリオ3回の避難介助を実施した。担送患者については、2名の看護師役が患者をシーツでベッドから降ろし、そのまま2名でシーツによる搬送を行う設定とした。
その結果、4名すべての患者が搬送の場合が最も長く3分41秒で、すべて独歩の患者の場合は30秒で階段室までの避難を終えた。また、車いすでの搬送について、カーブとストレートでの速度の違いを測定した結果、カーブでは1.7m/sec、ストレートでは1.9m/secであった。
これらの実測データを用いてシミュレーションモデルを検証した結果、モデルでの結果と大きな齟齬はなく、モデルの妥当性が検証出来た。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

新型コロナウィルス感染拡大の影響により、これまで実施できなかった複数病院からのデータ収集と、モデルの妥当性検証のための実際の搬送実験のうち、搬送実験によってモデルの妥当性の検証まで進めることができた。しかし、モデルの検証が年度末となったこと、医療機関の状況からデータ収集が困難であったことから、研究期間をさらに1年延長することとなった。ただし、シミュレーションモデルについては、データ駆動型の新たなソフトウェアを用いてモデル化を行い、データ収集後ただちにシミュレーション実験が可能になるよう準備を整えることができた。

Strategy for Future Research Activity

シミュレーションモデルの妥当性の検証ができ、新型コロナウィルス対策も変更となったことから、次年度は施設でのデータ収集を行い、シミュレーション実験を実施し、分析を行う予定である。

Causes of Carryover

新型コロナウィルス感染拡大の影響により、医療施設からのデータ収集のための旅費、データ整理のための人件費が次年度に必要となった。また、研究期間が延長したことで、シミュレーションソフトウェアライセンスの購入にも使用する。

URL: 

Published: 2023-12-25  

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