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2019 Fiscal Year Research-status Report

Development of educational guidelines for promoting regional disaster prevention measures at public health nurse training institutions

Research Project

Project/Area Number 19K11289
Research InstitutionKibi International University

Principal Investigator

高尾 茂子  吉備国際大学, 保健医療福祉学部, 准教授 (10584485)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 中瀬 克己  吉備国際大学, 保健医療福祉学部, 教授 (00511552)
神原 咲子  高知県立大学, 看護学部, 教授 (90438268)
Project Period (FY) 2019-04-01 – 2022-03-31
Keywords防災力の高い地域づくり / 毎日の生活の中での積み重ね / ごちゃまぜ災害対応 / ごちゃまぜの地域 / 手を出して手をつなぐ努力 / 自助・共助・公助が一体になる / 水の人をたくさん育てていく / 横繋ぎの新しい災害対応システム
Outline of Annual Research Achievements

本研究は「保健師養成機関における地域防災(水害を含む)対策推進のための教育ガイドラインの作成」である。この研究のねらいは、国民の健康と生命、財産、生活を根こそき奪っていく災害の特に事前防災・減災に焦点をあてるもので、その業務を住民の生活の最前線で担う行政保健師が役割の一旦を担えるよう養成するための教育ガイドライン作成にある。国際的減災防災の大家を研究協力者として、さらに国際的災害看護の活躍者及び公衆衛生の専門家を研究分担者として研究を推進している。その具体的内容は研究推進会議や研修会の開催、調査研究、学会参加等である。特に2月に開催した「公衆衛生における防災・減災と人材育成」の研修会は、研究代表者の大学のある地元自治体の後援を得て、減災復興推進課や健康づくり課等の職員、保健所、社会福祉協議会、地域各組織、一般住民、本学学生、県内外の関心のる方等の参加を得て盛大に開催できた。「災害に立ち向かう人づくり」と題した減災・防災大家の講演と「公衆衛生における防災・減災と人材育成」のテーマで対談を行い、「災害に強い人と社会をつくれるようパーソナリティの変容に働きかける水の人を育てることがこれからの課題」とその方向性を市民・関係者によびかけ、対談では「若い力やお年寄り、要支援者など支援される側、そして行政や関係団体、ボランティア等支援する側がごちゃまぜとなって日頃から手を出して手をつなぐ努力をして、ごちゃまぜの災害に強い地域を創れるよう、水の人を沢山育てていくことが必要」「個々の技能を磨きながら横繋ぎの新しい災害対応システムをつくりその中で保健師は接着剤のような役割を果たしてほしい」と会場の人たちも参加して話し合われた。アンケート集計結果にもこのことは表れている。このような事業を通して防災・減災における保健師の役割の方向性が示されたことは今後の調査研究の大きな示唆となった。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

本研究は、主に10個の研究をあげて推進しており、その中で研究メンバーによる本研究の方向性への提示が2019年度の主な研究内容となった。「全国の看護系大学における災害看護教育実態調査」や「保健師の災害看護に対する役割認識調査」については2019年度から進めていく計画であったが2020年度を中心として実施する。この進め方については最初の推進会議でメンバー全員の了承を得たものである。調査の方向性は、防災・減災の地域づくりや看護職育成の方向性が定まらないと進めにくい状況であった。しかし1年目で研修会等の開催によってその方向性が明確になってきた。

Strategy for Future Research Activity

新型コロナウイルスによる移動等の制限が研究遂行の制約ともなりやすいが、オンラインを駆使するなどして進めていく予定である。「災害看護の授業テキストの防災知識・防災対策に関する記述の分析」の研究は研究メンバーにより現在進行中であり学会発表を近いうちに行う予定である。また2019年度に実施した研修会において行った参加者へのアンケートについても研究メンバーにより現在発表に向けて進行中である。「全国の看護系大学における災害看護教育実態調査」や「保健師の災害看護に対する役割認識調査」も今年度中に実施の予定である。

  • Research Products

    (3 results)

All 2019

All Presentation (3 results)

  • [Presentation] 西日本豪雨災害における「岡山看護ー真備支援チームー」の活動概要2019

    • Author(s)
      宮本純子、西田万寿美、山中弓子、國松秀美、高尾茂子、神原咲子、臼井千津
    • Organizer
      第21回日本災害看護学会
  • [Presentation] どこでも起こり得る大水害に対する看護系大学が成すべき使命・役割2019

    • Author(s)
      臼井千津、西田真寿美、山中弓子、畠山典子、宮本純子、高尾茂子、國松秀美
    • Organizer
      第21回日本災害看護学会
  • [Presentation] 公衆衛生看護学選択学生の平成30年7月豪雨災害におけるボランティア活動体験からの学び2019

    • Author(s)
      横溝珠実、高尾茂子
    • Organizer
      日本看護研究学会中国・四国地方会第33回学術集会

URL: 

Published: 2021-01-27  

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